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ひゅうがと出会ったのは小学校2年生の頃
新潟から隣の家に引っ越してきたのがひゅうがだった
ひゅう母「隣に引っ越してきた渡辺です」
母「相澤です、ほら、挨拶して」
「相澤Aです」
ひゅう母「あら、こんにちは」
「こんにちは」
ひゅう母「うちの子と仲良くしてあげて、ほら、ひゅうが」
ひゅうが「渡辺彪雅です」
「相澤Aです」
これが、ひゅうがとの出会いだった
お隣さんということもあり、一緒に学校に行ったり、一緒に遊んだり、仲良くなるのに時間はかからなかった
ひゅう母「今日、お父さんお母さん仕事で遅くなるらしいから、うちでご飯食べて行ってね」
「うん、ありがとう」
ひゅう母「Aちゃん、いっぱい食べてくれるから作り甲斐あるわ〜」
「ひゅうママのご飯美味しいんだもん、ひゅうが羨ましい」
ひゅうが「Aママのご飯も美味しいじゃん」
「それはそうだけどさ〜」
兄妹みたいな関係になって、共に小学校生活を過ごした
そして、中学に入学する前、
「ぇ、引っ越し？」
母「うん、ごめんね、みんなと同じ中学には行けないの」
「…」
母「でもね、そんなに遠い場所じゃないから、友達とも会えるよ」
「…」
でも、ひゅうがと、今まで通りは会えなくなる…
「ひゅうが、私…」
ひゅうが「俺さ、引っ越すことになった」
「ぇ…」
ひゅうが「みんなと同じ中学行けないんだって」
「ひゅうが」
ひゅうが「ん？」
「私も」
ひゅうが「え？」
「私も、引っ越すの」
ひゅうが「……そっか」
「でもね、そんなに遠くないって言われて、」
ひゅうが「どこの中学校？」
「西東京…」
ひゅうが「え？」
「…？」
ひゅうが「俺も、西東京」
「え、」
ひゅうが「ぇ、行く中学校って…」
言った中学校の名前が被った
ひゅうが「はぁ？」
「なんだぁ〜」
ひゅうが「なんだよ」
ひゅうがと2人で吹き出して笑った
なにも心配する必要なんてなかった
ひゅう母「ひゅうが〜」
母「A〜」
「お母さん！」
ひゅう母「聞いて聞いて、ひゅうが」
ひゅうが「ん？」
母「Aも」
「…？」
ひゅう母「引っ越し先ね、またAちゃんのお隣さんだったの」
ひゅうが「はぁ？」
「え？」
ひゅうがと顔を見合わせた
ひゅうが「今までとなんも変わんないじゃん」
「よかったぁ〜」
ひゅう母「これからも仲良くしてね」
「うん！」
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作者名：明希
| 作成日時：2023年9月12日 22時
