16（ひゅうがside） ページ17
結局、今までの生活とは変わらず、中学生になった
入学式の日、準備を終えて玄関へと向かった
お母さんとAの声が聞こえるから、俺のことを迎えに来たんだろう
ひゅうが「A、おはよ」
「おはよ」
ひゅう母「気をつけてね」
ひゅうが「行ってきます」
「行ってきまーす」
俺のお母さんに手を振るAと一緒に学校へと向かう
「ひゅうが部活何入るの？」
ひゅうが「バスケ」
「え、野球じゃないの？」
ひゅうが「うん、バスケ」
「えぇ〜、野球のルール覚えたのに〜」
ひゅうが「マネージャーやるつもりだったの？」
「うん」
ひゅうが「じゃあ、マネージャーやれば？」
「ひゅうがいないんじゃ意味ないじゃん」
ひゅうが「はぁ？」
こういうことを平気で言ってくる…
「バスケかぁ〜、ルール難しそう〜」
ひゅうが「しょうがないから、ルール教えてやるよ」
「本当？ありがと〜」
この、天然人たらしめ…
「同じクラスになれると良いなぁ、ね？」
ひゅうが「ん？あぁ」
学校に着いてクラス表を確認する
渡辺だから、クラスの最後の方ですごく見つけやすい
「ぁ、ひゅうが、あった！同じクラス！」
ひゅうが「おぉ、本当だ」
「よろしく」
ひゅうが「宿題写させて」
「やだよ、自分でやって」
ひゅうが「はぁ？ケチ」
「ケチじゃないです〜」
そんな、いつも通りの言い合いをしながら教室へと向かった
俺はそんなに人見知りもしないから、すぐに友達ができた
ひゅうが「幼馴染のA」
そう言ってAを紹介して、Aが1人にならない様に友達を作った
ひゅうが「A、部活行くだろ？」
「うん」
そして、俺はバスケ部に入り、Aもマネージャーをやることになった
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作者名：明希
| 作成日時：2023年9月12日 22時
