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やまと「A〜」
「ん？」
同窓会もそろそろ終わりそうな頃、やまとに声をかけられた
やまと「この後、バスケ部で集まろうと思ってんだけど、ひゅうが知らない？さっきから探してんだけどさ、連絡もつかないし」
「そういえば、見てないかも……、探してみるね」
やまと「見つかったら連絡して」
「分かった」
中に居ないなら、トイレか、夜風に当たってるか、かな…
トイレに行くまでの廊下を探したけど居なくて、
テラスに出ると人影が見えた
「ひゅう……」
名前を呼ぼうとしたけど、そこに居たのはひゅうがだけじゃなかったから口を噤んだ
「…」
ひゅうがと一緒に居たのは、中学の時ひゅうがと付き合ってた女の子
邪魔したら悪いかな…
そう思って引き返そうとした時、
『相澤さんのこと、まだ好きなの？』と聞こえた
「…？」
まだ…？好き…？
ひゅうが「……そうだよ」
「…」
ひゅうが「ずっと、初恋だから」
「…」
♪〜♪〜♪〜
「…！(やばっ…)」
ひゅうが「……A」
「…」
女子「……なんか、冷めた」
そう言うと女の子は中へと入っていった
ひゅうが「…」
「ゃ、やまとが、探してた」
ひゅうが「……A」
「この後、バスケ部で集まるって」
ひゅうが「A」
諭す様に名前を呼ばれた
「………なんで？」
ひゅうが「…」
「いつから……？」
ひゅうが「…」
「私があつきくんの話してる時も…？」
ひゅうが「…」
泣きたいわけじゃないのに、勝手に涙が出てくる…
「そんなのっ……言ってくれれば……」
ひゅうが「言えるわけねーだろ！」
「…」
ひゅうが「こっちは分かってんだよ！伝えたらお前が泣くことくらい！」
「…」
ひゅうが「好きな女を泣かせたいわけねーだろ」
「…」
ひゅうが「……でも、結局こーなるよな」
「…」
ひゅうが「頭のどっかでは分かってたんだよ、いつかはこーなるって」
「…」
ひゅうが「…」
ひゅうがが『はぁ…』と息を吐いた
やめて…
言わないで…
ひゅうが「俺、お前とはもう会わねー」
「…」
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作者名：明希
| 作成日時：2023年9月12日 22時
