愛されYouTuberの日常４

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出番が終わり舞台袖にはけた時に、『お疲れ様です』と近づいてきたのは、やまとくん

周りにはコムドットみんな揃ってる



「お疲れー」

ゆうた「お疲れ様です」

やまと「写真撮りましょうよ」

「いいよー」



それから6人で写真を撮った



ゆうた「2ショット、良いですか？」

「ん？いいよ？」



やまとくんとひゅうがくんがゆうたくんを冷やかしながら、写真を撮った



ゆうた「この前はありがとうございました」

「ん？」

ゆうた「バスケの試合の後」

「あぁ…」

ゆうた「Aちゃんのおかげで元気出たんで」

「思ったこと言っただけだよ」

ゆうた「次があったら、リベンジするんで」

「うん、その時も応援する」



ゆうたくんと話してると、『あっちゃんはいいの？』とひゅうがくんの声が聞こえた



あむぎり「ぁ…ぇ、っと…」



気まずそうに私の方を見たあっちゃんは『いいですか？』と控えめに言った



「うん、いいよ」



ひゅうがくんに写真を撮ってもらうと『ありがとうございます』とそそくさと離れようとするあっちゃん



「あっちゃん」

あむぎり「はい」



さっきのあっちゃんの言葉が頭の中をぐるぐると回る

動画を回してるけど、こっちには向いてないし…



「あの、さ…」



意を決して顔を上げると、あっちゃんがバッと耳を塞いだ



「ぇ…？」

あむぎり「聞きたくないです」

「…」



そう言ってゆうまくんの後ろに隠れてしまった



ゆうま「ん…？」



ゆうまくんはゆうまくんで訳が分からない顔をしてる



あむぎり「だって、絶対悪いことでしょ…」

「…」

あむぎり「いや、です」

「…」



頑なに聞こうとしないあっちゃんを見て苦笑いした



「……わかった、言わない」



そう言うと安心したような顔をした



やまと「なんの話ですか？」



一通り件が終わったのか、やまとくんとひゅうがくんがカメラを向けてこっちを見ていた

なんか、言わないと…



「いや、昨日本当にメンエス行ったのかなぁ？って」



リハ終わりにすれ違った時微かに聞こえたことを言った



やまと「そうなんですよ、それで遅刻して、どう思います？」

あむぎり「だから行ってないって」



そこからまたひゅうがくんとやまとくんがバーっと話し始めた



咄嗟だったとはいえ、あんま蒸し返さない方がよかったかな…


あっちゃんと目が合って『ごめん』と手を合わせるとニコッと笑って首を横に振った

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