1 ページ1
「…は？」
ちょっと待て…
私の同期はなんてものを送ってきやがったんだ…
届いた小さな箱を開けてすぐに閉じてため息をつき頭を抱える
『おい！』と箱の中から声が聞こえる
喋る人形なんて今どきなんの不思議もない
でも…
『おい！無視すんな！』と聞こえる声は、間違いなく私に向けられてる
意を決して再び箱を開いた
腕を組み仁王立ちしてる黒髪
その隣に立ってる強面短髪
寝転がってるゆるふわパーマ
少し涙目の暗い茶髪
その隣に寄り添ってる黒髪
なんで、15cmくらいの人形が喋ってるんだ…
落ち着け…
朝起きて掃除してたら郵便が届いて、
『なんか頼んだっけ？』と思いつつ受け取ると差出人は会社の同期で、
中身が何か分かんなかったから片手で雑に受け取って、
中を開いてみれば人形が入っていて、
その人形が喋って…
いや、落ち着いても意味分かんねーわ
『ここ狭い、出して』と仁王立ちの黒髪が言う
「…」
服を摘んで机の上に出す
『おい！扱い！』とぎゃあぎゃあ言ってる
「はぁ…」
ため息をついて箱の中に手を入れるとその上によじ登ってくる強面短髪
もう1人の黒髪が暗い茶髪に声をかけて2人(2体？)してよじ登ってくる
一旦3人を机の上に移動させる
もう1人は寝転がってるゆるふわパーマ
本当に寝てる？
右手で服を摘んで左手に乗せて机の上に出した
「…で、誰？」
そう聞くと『え、知らない？』『俺らもまだまだだな…』と仁王立ち黒髪と強面短髪が話してる
『じゃあ、やるか』と言って寝転がってるゆるふわパーマを起こす強面短髪
『ゆーた、起きろー』と身体を揺さぶってる
とりあえず、このゆるふわパーマが『ゆーた』くんってことは分かった
起きた『ゆーた』くんが立ち上がると『よし』と仁王立ち黒髪が声を上げた
『やまと！』
『ゆうた』
『ゆうま！』
『ひゅうが！』
『あむぎり…』
『『『『『コムドットです！！！』』』』』
「…」
…は？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 477人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
明希(プロフ) - 三做村匡さん» わぁーぉ…ありがとうございます！そんなこと言っていただき、めちゃくちゃ嬉しいです！ (2022年12月11日 10時) (
レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
三做村匡(プロフ) - この気持ちを言語化できないぐらいに大好きです (2022年12月11日 2時) (レス) @page37 id: 20406f05c4 (このIDを非表示/違反報告)
明希(プロフ) - かびこんさん» コメントありがとうございます🙇♂️考えてみます…😖 (2022年7月15日 18時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
かびこん(プロフ) - 出来れば猫耳＆尻尾がはえたコムドットメンバーのお話とか見たいです。 (2022年7月15日 13時) (レス) id: 46f1e46370 (このIDを非表示/違反報告)
明希(プロフ) - あおさん» 短編集の方に、チビちゃんが風邪をひいた話を書いてみたので、よろしければご覧ください…。 (2022年7月10日 18時) (レス) id: bd6acc50a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：明希
| 作成日時：2022年5月29日 22時
