4（ゆうまside） ページ27
ゆうた「ゆうた」
ゆうま「ゆうま」
ひゅうが「ひゅうが」
あむぎり「あむぎり」
やまと「角刈りは速読できないと辻褄合わない、やまと」
「「「「「コムドットです！」」」」」
いつものように撮影を進めて行く
Aちゃんもカメラの向こうでぼんの横に座って撮影を見てる
けど、Aちゃんの姿は今までよりも薄い
チラッとあっちゃんを見ると、涙を流していた
ひゅうが「ぇ、なんで泣いてんの？」
やまと「えぇっ…」
ゆうた「なんで？」
みんなも気づいて慌て始める
あむぎり「っ…」
『あっちゃん、泣かないで』とあっちゃんの隣に来たAちゃんが声をかける
あむぎり「行かないで…っ…」
やまと「お前、何言って…」
あむぎり「ずっとここに居てよっ…」
『…』
あむぎり「1人にしないで…っ…」
ゆうま「…」
涙をボロボロと溢して想いを伝えるあっちゃん
『あっちゃんは1人じゃないよ』
あむぎり「っ…」
『やまとくん、ゆうたくん、ひゅうがくん、ゆーまくん、マネージャーさんも2人いるし、地元の友達も沢山いる』
あむぎり「っ…」
『みんないるよ』
あむぎり「っ…」
『あっちゃん』
あむぎり「っ…」
『これから先、他の人のことを好きになったら、私のことは気にしないで幸せになってね？』
あむぎり「っ…」
『あっちゃんの幸せが、私の幸せだから』
あっちゃんの目から溢れた涙がAちゃんの手に落ちた
やまと「ぇ…」
ひゅうが「Aちゃん…？」
あむぎり「っ…」
Aちゃんの身体がだんだんと薄れていく
あむぎり「待ってっ…」
『あっちゃん、バイバイ』
あむぎり「Aっ…」
Aちゃんを抱きしめようと伸ばしたあっちゃんの手は空を切った
Aちゃんは消えてしまって、
あっちゃんはそのまま意識を失った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 716人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：明希
| 作成日時：2022年3月20日 18時
