幸せにしてよ (ページ6)

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スカイピースと2回目のコラボの時、

Aちゃんに避けられてるなと思って声をかけた

「…なに？」

やまと「盗撮のこと、本当にごめん」

「…」

やまと「あの時、気が立ってて、スマホがこっち向いてたから、撮られたって勘違いした」

「…」

やまと「本当ごめん」

「…」

やまと「スカイピースによく見られたいから謝ってるとか、そう言うんじゃなくて、」

「もういいよ」

やまと「…」

「YouTube本気でやってるんだろうし、そこまで謝られたら、逆に気まずい」

やまと「ありがとう」

『んじゃ、改めて』と右手を差し出した

今日の俺の目標は『Aちゃんと仲良くなって帰る』だから

「…なに？」

やまと「やまとです、よろしく」

「…よろしく」

そう言って握手はせずに戻ろうとするからドンっと冷蔵庫に手をついて道を塞いだ

冷蔵庫に手をついた瞬間Aちゃんの体が震えた気がした

『A？』とじんたんの声が聞こえた

イニ「A、おいで？」

「…」

Aちゃんがじんたんの元に走っていくと耳にヘッドホンをはめた

イニ「大丈夫、下に戻ってな？」

「うん」

そう言うと階段を降りて行った

イニ「何してたの？」

やまと「いや、仲良くなろうかと思って…」

イニ「Aね、大きい音とかダメなの」

やまと「え、でも撮影とか…」

イニ「撮影とかは大丈夫なんだけど、自分に向けられた大きな音とか声とか、ダメなの」

やまと「…」

冷蔵庫に手をついた音が耳元で聞こえたから震えてたんだ…

やまと「謝ってきます！」

そう言って階段を降りようとすると、

イニ「Aと仲良くなるの、難しいと思うよ？」

やまと「…」

じんたんの方を見ると少し悲しそうな目をしていた

やまと「俺、諦め悪いんで」

そう言って階段を降りた