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真実に近づく 8 ページ48

Y side





「コナンくんが知ってるはずないよー。」

「そうだよ!どうしたのA姉ちゃん!」

「…あ、はは、そうだよね何言ってるんだろう」

「絢斗くんっていうのはね、中学生の時からAに気があった子なんだけど、新一が尽く絢斗くんの邪魔してAと仲良くならないようにしてたの!」

「…そ、そうなんだ」


目を点にするコナンくんに、ちょっと不思議になる。やっぱり、知らないのかな?


「あ!そうだ、A今日も泊まってくでしょ?」

「えっ」

「この前もう一回泊まってコナンくんとお風呂入りたいって嘆いてたじゃん!今日一緒に入れば?コナンくん絶対一緒にお風呂入ってくれないけど!」

「へっ…!」

「な、な、な、なんでわたしがコナンくんと一緒にお風呂入らないといけないの!!そういうのダメだと思う!!」

「…ダメって何が?」

「教育上よくないよ!男女が一緒にお風呂なんて!」

「…って言ってもコナンくんはまだ6歳だけど、、」

「あ…えと、ととととにかくお風呂入らないから大丈夫だよ!このまま帰るし!」


そう?と言う蘭の隣に立っているコナンくんを見る。きょとんとした顔で私を見ていた


「〜〜っ、」

わたしがただのバカみたいで泣きたくなる





 
 
 
 
 









 
 
 
 
 






昨日は送るという蘭達に大丈夫だと言って、1人で帰った。2人に変な態度を取っちゃって罪悪感だけど、コナンくんが新一なら変な階段上がりたくないもんあれでいいんだよきっと。

…コナンくんが新一じゃなかったら一緒にお風呂入るのはダメかな、

新一だって知らなかったら絶対一緒にお風呂入ってた

お風呂上がりにあんなふわふわになる秘訣教えてもらいたし…(

「Aちゃん!なんか阿笠さんから電話がきてるよ」

ポアロでバイト中、お店の電話から私宛に電話が来ていた。

電話を受け取って、話を聞く

「もしもし?Aくんか?」

「阿笠博士!こんばんは。どうかしたんですか?」

「実はの…___」



そこからは無我夢中だった。

店長と梓さんに何回も頭を下げて、タクシーなんて高いのに、タクシーで米花総合病院まで向かった。

胸が締め付けられる感覚がして、手を握ってコナンくんが無事だと言うことを願った。







…__“ コナンくんが拳銃で撃たれて重傷なんじゃ ”







「…死んじゃ、ダメだからね」




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作者名:えむ | 作成日時:2020年5月4日 22時

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