【名探偵コナン】拗らせた名探偵 2 (ページ40)

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鬼より怖いページ40

Y side

元気良くお風呂行ってきますと言ってキッチンから出て行ったコナンくん

「あーあ、また新一にバレちゃうね」

「…電源オフにするね」

今帰るのは遅いから泊まっていきなという言葉に甘えて、親に電話をした。

すぐに承諾を得て、蘭の部屋で借りる服を探していると台本のようなものを見つけたて手に取った

「それ書いたの園子なんだよ！Aと新一をイメージで書いたらしいんだけど、Aは他クラで新一は休学。代わりにわたしと園子が男装してやるの」

「わー、なにも悪くないはずなのにちょっと罪悪感」

「泣きながら先生に直談判してたよ。Aをこっちにくれって」

「わたしがいけたとしても男役はどうする気だったんだろ。」

「あ、それも新出先生に頼もうって予定だったの」

先生も他クラも巻き込んでの劇って、大々的過ぎる

コンコンとドアが鳴って、お風呂上がりのコナンくんが扉を開けて入ってきた

「ふたりともお風呂どうぞ～」

お風呂であったまってほかほか、ふわふわなコナンくん。破壊力抜群でクソ可愛い。新一のスパイなのに、今聞かれたらなんでも答えちゃう。

「コナンくんおっきくなったら、絶対イケメンになるよね」

「え…えへへ～そうかな～！！」

「うん！だって今がめっちゃ可愛いもん」

「えへへ、ありがとう！」

屈んでほわほわなほっぺを包んであげると嬉しそうに笑って、僕寝るね～と出て行ってしまった

「本当、Aに懐いてるよねコナンくん」

「嬉しい限り～！あんな可愛い子と一緒に生活出来るなんて幸せじゃない！」

「まあ、コナンくんが来てからお父さんの商売は上がったりだけど…」

「そっちかよ」

「でもうん、楽しいよ！弟ができたみたいで」

上下のスウェットを貰うと、先にお風呂どうぞと部屋を追い出され、多分小五郎さんの部屋のドアを開けようとしてるコナンくんと鉢合わせした

「あ、またコナンくんだ」

「今からお風呂？」

「うん！…あ、コナンくんにお願いがあってね？」

ちょいちょいと手招きして彼の耳に唇を寄せる

「新一には、劇をやること秘密にして欲しいの。実はね、学校行事いつも新一に邪魔ばっかりさせれるから今回が楽しむチャンスなの！」

「…じゃまって？」

低い声に、棒読みな喋り方。

完全に呆れてるか、新一には言うけど一応弁解を聞いてやろうっていう感情の現れなのか。

出来れば、どっちもあって欲しくはない

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