【名探偵コナン】拗らせた名探偵 2 (ページ4)

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事件の序章ページ4

C side

俺たちの番になってもずっと彼女が誰に花を贈ったのか気になって、18分間ずっと上の空だった。観覧車を降りて、考えながら歩いてると灰原が隣に並んだ

「愛しい彼女のことを考えるのもいいけど吉田さんに受け答えくらいはしたらどうなの？」

「え、歩美俺になんか言ってたのか？」

「気付いてなかったの？」

「わりィ、考え事してて」

「はいはい、江戸川くんは大好きなAさんが誰にお花を贈ったか気になって仕方なかったのよね」

「気になって仕方ないってわけじゃ…」

「あら、大好きは否定しないのね」

「お前なぁ…」

「あー！！佐藤刑事だ！」

「今日いっぱい知り合いに会いますね！」

「コナンくんたちじゃない！阿笠博士まで」

「なにしてんだよー！」

子どもたちが駆け寄ったのは佐藤刑事だった。

どうやら彼女も観覧車に用があったみたいで今から帰るところだと言っていた

「この観覧車何かあるの？」

「あー、ちょっと前にね…」

「前に？」

「うん、…あ！この前のお礼も兼ねて私が奢るからケーキ食べに行かない？」

「行くー！！」
「行きます！」
「行きたい！」

「あ、僕は…

「もちろん行くわよね？」

「あ…うん行きます、」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
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「あー！高木刑事と白鳥刑事だ！」

レストランに着くと、そこにいたのは見知った2人の刑事だった。

なんでこんなに刑事に会うんだよ。事件でもあったのか？

話を聞くと、2人がレストランにいたのはここに爆弾を仕掛けたと言うタレコミを貰ったからと言うものだった。でも調べても何も出てこなく、ガセネタだったらしい

佐藤刑事が2人をカラオケに誘うも、白鳥刑事は“今日はそう言う気分じゃない“と言って車に向かった。元太達もケーキの方が気になるようで、高木刑事の話を聞いてるのは俺と灰原だけだ。

「今日は、7年前と3年前の爆弾と同じ1月6日だから一応来てみたんだけど…」

爆弾予告…ガセネタ…

「まさか…！！！」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

＿＿俺は剛球豪打のメジャーリーガー

さあ延長戦の始まりだ

　
　
　

　
　
　
　
　
　
　

巨大な爆発音がし、目を向けた先は、先程白鳥刑事が乗り込んだ白い車が黒い煙と燃え盛る真っ赤な炎に包まれていた。

「…っ」

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