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翌日に呼ばれた時に、その少女の日記を貰った。
と言うのも、だ。
呼ばれたのは処分について。
いくら頼まれたとはいえ、天界には置いてもらえない。
そこで、その日記に書き記されてあった案のうちの一つ、”死神案”が採用されたわけだ。
他の案がパッとしなかったのもあるが、他に12もの案を考えていたことを踏まえると充分凄いことだと俺は思う。
だって元からその一つ以外没案なんだぜ?
後ろから五ページ目にそう書いてあった。
俺なら一つか二つだけで力尽きる自信しかねぇ。
それからその日に天界から離れた。
仕事先……まあ言うとこ地獄の方だな。そっちに向かった。

地獄の方で鎌を貰ったんだ。
それがこれ、今持ってるやつ。
羽は取ってもらって、少しずつ仕事を憶えて行った。
何か知らねえけど、やたら優しくされたな。
監視も他の新入りより少し緩かった。
隙を見て天使だった少女の魂を別の輪廻へ導いた。
本来は禁止されるものだったが、運よくそのまま通った。

「別の輪廻って?」
『ああ、まあ、言っちまえば次生まれた時に人間になるようにしてやったんだ』
「そうなんだ……、……てことはその天使さんは今人間を?」
『ああ、そうだな』
「……転生できるんだ……」
『ま、たまにさせてもらえない奴とかいるけどな。あ、そうだ、日記見るか?』
「え、今あるの?」
『あるぜ、ほら、これだ』
「わ……わ、凄い……わー」

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作者名:koto | 作成日時:2018年1月22日 23時

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