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「サー君、外」
『雪だな』
「なんか今日めっちゃ積もってる」
『昨日からずっと降ってたもんな。……外行ってみるか?』
「うん」

――外。

「雪つめたーい」
『つめてー』
「雪だるま作ろ!」
『そうだな、とびきりでかいの作ろうぜ』
「うん!!」
雪玉を作り、転がしていく。
少しずつ大きくなる雪玉を二人で押していく。
『よーし、いいだろ。どこに置く?』
「じゃあ、ここ!」
『いいな! じゃあ、ここに! よーし頭作るぞ』
同じ要領で転がしていく。

――そして。
「できたー!」
『できたな!』
身長よりも高い程の雪だるまを完成させ、隣にいくつかの少し小さい雪だるまを並べた。
「これで寂しくないよ」
『そうだな、そろそろ家に戻ろうぜ』
「そうだね」
冷え切った手を繋いで、家の中へ。
閉じこもるように自室へ向かうのであった。

第二章 昔話 1→← 9



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作者名:koto | 作成日時:2018年1月22日 23時

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