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合宿3日目6-副会長の受難 ページ2

どうも陰野Aです。ずっと寝ていたような、起きていたような変な気分だけど、記憶がないのでどうとも言えない。何この感じ。

『ていうか、皆何処にいるんだろう…』

という訳で、取り敢えず部屋を出て暫く彷徨いたものの、誰にも会わない。さてどうしたものかと思うが、ここである重大な事に気付きハッと立ち止まる。。

(誰の連絡先も知らないんだけど…!)

つまり誰とも連絡が取れない為、誰が何処に居るのかが全く分からないのである。あぁどうしよう。…あれ、でもこの時間帯なら皆練習中だろうと判断して、一先ず我らが手塚くんに会う為に青学の練習コートへ向かう事にしようそうしよう。

…あれ、何か忘れてる気がするけどまぁ良いか。

# # #

『あのー、手塚くんいますか』

やっぱり勝手に中に入っても良いか躊躇うので、緑の金網の外から少し声を張って呼び掛ける。すると何故か其処にいた人全員にバッと振り向かれ(しかも大概吃驚しているらしい)、熱い視線を一身に受けた。15年生きてきたが、こんな事は初めてである。どうしたんだよ皆。

「っ陰野…!!」

『あ、手塚くん。探したよ』

とそこへ誰よりも目をかっ開いている手塚くんが現れ、軽く挨拶をすると動揺したような素振りを見せた。いまだ状況が掴めていない私が頭上にはてなを浮かべていると、手塚くんは躊躇いがちに口を開いた。

「もう、良いのか」

『え、何が?』

「…医務し「おーい!!誰かぁぁぁ!!」…丸井…?」

手塚くんが何やら言おうとしたのを遮るように突如として丸井くんが叫びながらコートへ入って来た。何だ何だとざわつく青学陣に丸井くんは息を切らしたまま再び叫んだ。

「うちの皆も陰野みたいに…っておおお前陰野か!!?」

『え、あ、はい』

叫んだり驚いたり忙しい人だなぁと思いながら返事を返すが、そもそも私みたいにとはどういう事なんだろうか。いつの間にか私の隣に来ていた不二くんに目線を送ると、フフフと微笑まれた。ちょっとそういうの止めて。丸井くんは暫く吃驚したままだったが、やがて平常心を取り戻してきたのか大きく深呼吸をして真っ直ぐ私を見つめた。何で私?

「説明する時間が勿体無いから、取り敢えずうちのコートに来てくれ。あ、勿論陰野もな」

だから何で私?と疑問に思う暇も無く、何故か不二くんが「分かったよ」と返した。君は何なの。

「んじゃ、着いて来てくれよい」

丸井くんが背を向けて歩き出してしまったので、着いて行くしかないんだろうな。もう諦めた。

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リー - 続きお願いいたします。 (2017年7月21日 0時) (レス) id: d528214b0c (このIDを非表示/違反報告)
ぽよ*(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます!!!これからも面白いと言っていただける小説を目指して更新頑張ります♪( ´▽ ` ) (2015年10月31日 23時) (レス) id: b876b60e24 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - とっても良いですね!面白いです(o^^o) 更新、楽しみにまってますね^ ^ (2015年10月31日 23時) (レス) id: c1b9c7629a (このIDを非表示/違反報告)
ぽよ*(プロフ) - コメントありがとうございます!!!面白いと言っていただけて、とても嬉しいですo(^▽^)o更新頑張ります!! (2015年10月31日 22時) (レス) id: b876b60e24 (このIDを非表示/違反報告)
にろか。 - 初コメ失礼します!!┏oペコすっごく面白いですね!(*´罒`*)いい作品になるよう(((←いやもうなってんだろこれからも期待してます!更新楽しみに待ってますっ(*´-`) (2015年10月31日 21時) (レス) id: 8b4603215a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽよ* | 作成日時:2015年6月1日 1時

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