副会長の憂鬱1 ページ1
こんにちは陰野Aです。一応、青春学園生徒会副会長をやらせてもらってますが別にやりたくてやってる訳じゃないんでそこんとこよろしく。書記(2年)生意気だし。
自己紹介終わり。
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『あああああしまったぁぁぁちくしょおおお』
誰も居ない生徒会室に私の絶叫が響き渡る(07:47)。ちなみに徹夜明けである。自分の声ががんがん頭に響き、その場に蹲った。
私はよく運がないと言われる。小学生の時、喧嘩していたクラスメイトを止めに入れば何故か一緒に説教を受け、またある時は、お気に入りの服を着て友達と遊びに行けば道を通り過ぎたトラックに泥をお見舞いされる、というように(しかも私だけ)。いわゆる不幸体質である。但し一つ幸いな事に、よく見かける「あんたと一緒にいるとこっちも不幸になるんだけど!!」というような事にはならないのである。おかげで不幸体質にも関わらず友達は離れていかない(偶に憐みの視線を向けられる事はあるが)。
で、何故叫んだのかというと、昨日のうちに終わらせる事ができなかった生徒会の仕事の一つである書類がまた机の上に乗っていたからである。それも約1cm。1万円札の束なら100万円分である。大方、完全下校時に私が帰った後で先生が置いて行ったのだろうが、これはひどい。ひどすぎる。私に寝るなと言うのか。因みに、本当は全て生徒会長である手塚くんの仕事なのだ。生徒会長とテニス部部長を掛け持ちしているところは本当に尊敬しているが、いかんせんこれは頂けない。
今頃部活で汗を流しているだろう手塚くんに少しだけ殺意を抱いた。
『はぁ、2徹決定かな...』
半ば諦めモードになった心のまま、会長の机上に家から持ってきた今日明日提出の書類をどんと置く(1.5cm程度)。昨日よりはマシだ、と自分を無理矢理納得させ新しい書類を鞄の中に押し込んだ。
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おまけ.何故手塚くんは書類を処理しないのか聞いてみた時のこと
『あの、先生。この書類...何故私に渡すんですか』
「ん?あぁ、手塚は忙しいだろうからな」
『(何か当然のように返された)え、いや私だって自分の分の書類とかありますし、それなりに忙しいんです。会長にも回して下さい』
「手塚は将来有望なテニス選手だ。貴重な練習時間を削らせてやりたくないんだ」
『...』
「な、分かるだろ」
『(わかんねーよ)...はい。失礼しました』
取り敢えず先生は私の睡眠時間を削りたいんですね分かります。あと私の事作業ロボットか何かだと思ってる。私人間なんですが。
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幸村周助 - 記憶喪失 (2018年8月21日 12時) (
レス) id: aab9822ed6 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - ぽよ*さん» ありがとうございます！紹介させていただきます^ ^ (2015年10月8日 22時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
ぽよ*(プロフ) - Sayuraさん» コメントありがとうございます！！紹介！？全然構いませんよ！！むしろ紹介してどんどん広めてやってください(土下座)…あ、把握していただいているかも知れませんが、続編は書いているので良かったらどうぞ！ (2015年10月8日 19時) (レス) id: b876b60e24 (このIDを非表示/違反報告)
Sayura(プロフ) - 初めまして、Sayuraと言います。とても面白いと思ったのでこの作品を私の作品で紹介したいのですが、いいでしょうか？嫌だったらすみません。続編の更新楽しみにしてます^ ^ (2015年10月8日 16時) (レス) id: 44ff7cdde6 (このIDを非表示/違反報告)
真ちゃんなう！(プロフ) - ぽよ*さん» そうでしたか...教えて頂きありがとうございます (2015年6月4日 20時) (レス) id: 883ad8778b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽよ* | 作成日時：2014年11月18日 0時
