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「…どちらが先に手を出したんですか」
「俺です」
私の問いに作間くんは即答する。
二人の怪我の具合を見てもどうやらそうらしかった。そうであれば、やはり切欠は昨晩の私の話を聞いたことなんだと思う。
あの場で浮所くんの名前を出したわけではないけれど私が副担の5組の生徒であることやしばらく学校を休んでいたという事情から彼のことだと分からなくはないし、もしかしたら浮所くんの方から作間くんに何かを言ったのかもしれない。
でも、そのことに関しては浮所くん一人が一方的に責められるべき話でもなかった。
「作間くんちがう、私のせいだし、」
何なら作間くんのせいでもあるし。
宥めようとして言った言葉に、作間くんは眉を顰めて私を見る。
怒りに昂っているような、傷つき悲しんでいるような。
日頃感情の起伏の見てとれない彼が瞳の奥に鈍い光を湛え、これまでに見たことのないような表情をしていた。
「……勝手に好きになって、勝手に失望する人間なんか最低だよ」
その言葉にも、えらく熱が篭っていて。
何の話だろうと思った。
それは浮所くんのことだけを指しているのではないような、そんな気がした。
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よぴ(プロフ) - パスワード教えていただきたいです（ ; ; ） (2022年1月17日 19時) (
レス) id: 5c59f9ee59 (このIDを非表示/違反報告)
いち - パスワード教えてください⁉️ (2021年9月28日 13時) (レス) id: 358f9d64ec (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - こむぎさんの作品いつも楽しく読ませていただいています。この作品を最初から読みたいのですがパスワードを教えていただくことはできますか？ (2021年5月5日 2時) (レス) id: 3b72a96203 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - どの作品も大好きです！いつもキュンキュンしながら読ませて頂いています。これからも楽しみにしています。 (2020年5月3日 21時) (レス) id: e6fd1d12b5 (このIDを非表示/違反報告)
陽依(プロフ) - 切なくて切なくて、涙が出てきました。このお話大好きです。これからも楽しみにしています。 (2020年5月3日 19時) (レス) id: 5f72745e3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむぎ
| 作成日時：2019年7月21日 14時
