【文豪ストレイドッグス】相対と、哀切に【短編集】

解説 ページ23

かるーく解説をば。
取り敢えず書ききったのですが、書ききれなかった所があるので…笑
「私にゃ私なりの解釈があるんじゃ
あ！！」という方は、飛ばしてくださって結構です笑

(これめっちゃ長かったですね。短編なのか…？)

さて、一番の問題は、Aが何を望んでいたか？というものです。
中也に捕らえられたAは「こんなの望んでいない」と喚きます。ならば何が本当の望みだったのか？お察しのいい方はもう冒頭からわかってしまっていると思います。









…そう、中也に殺されることです。

Aは、色任務で嫌でも男の人と関わらなければならない自分と、奔放で男遊びが激しいカルメンを自分と重ねていました。しかし、Aはカルメンにはなりきれません。何故なら、Aは才能があっても、心は普通の女です。愛している人に身体を暴かれたいのに、それは許されない。精神的な限度を感じていました。



だからこそ、本命である中也には、突き放したり、弄ぶような態度を取っていた。




それに加えて、Aは中也の自分に対する『好意』と『危うさ』に気づいていました。それを利用すれば、中也は絶対に、自分を殺してくれる。カルメンのような鮮やかに死ねる。そう思って、Aは中也を焚きつけます。


しかし、中也はAの期待を裏切り、
彼女を閉じ込めます。マフィア幹部とはいえ、彼にもちっぽけな純情がありました。それが歪みに歪んで、あんな形になってしまった。結果的に、Aにとってのドン・ホセである中也に殺されず、
死にたかったのに、生きるしかなくなった。







…いかがだったでしょうか。120%私の都合のいい妄想ですね！はい笑

また皆様の意見もお聞かせくださいね！そういう解釈(？)みたいなのを語るの大好きなので…それでは。長文失礼しました。

『欲シイ、』…太宰治1→←16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す