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俺はAの手を引ッ掴んで、寝台の上に組み敷いた。
一瞬Aは驚いたが、受け入れたのか、俺を黙って見詰めた。豊満なAの肢体と男の身体が重なり、Aが男を庇って居るように見えたのが、気に喰わなかった。そして、所々から覗く肌に、他の男が付けたのか、赤い跡が体のあちこちにあった。

嗚呼、矢ッ張りそうなのか。俺を見詰めるAの瞳の中に、先刻の諸々の感情は、全く以って内包されていなかった。寧ろ、侮蔑と、僅かな嫌悪さえ携えた双眸が、俺をジッと見据えた。
Aは突拍子も無く、

「アタシが欲しいの?」

Aは真ッ赤な唇を弧を描いて笑う。
挑発的で妖艶な。憎らしい笑み。
其れに応えるように、俺はAの手を一つに纏めて、首元に思いっ切り噛み付いた。俺の歯がギリギリとAの白い柔肌に食い込む。

「あッ、…ぁ」

Aは顔を歪めて、短い嬌声をあげた。口を離すと、鮮やかな噛み跡が首元に残り、俺の唾液がテラテラと光っていた。

Aは可笑しそうに、ふふ、と笑う。

「何が可笑しい」

「別に何も」

また、可笑しそうに、俺を笑う。
余計に、気に喰わねェ。




すると、Aは手を俺の顔に添えて、唇を耳に寄せてそっと囁いた。









「其んなにアタシが欲しいなら、アタシを殺しでもすれば良いのよ」

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(=^・^=) - 芥川さんが好き、愛してるのに、私は中原中也…。芥川龍之介さんの性格が大好きだ! (2020年7月17日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 受けて頂き、ありがとうございます!いつになっても、全然大丈夫ですので、よろしくお願いします! (2019年8月22日 17時) (レス) id: 59746b99e9 (このIDを非表示/違反報告)
蓮ノ花(プロフ) - 月華さん» 分かりました!更新につきましては、大変ゆっくりだと思うので、ご了承ください<(_ _)> (2019年8月22日 17時) (レス) id: fd07e1b99b (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 蓮ノ花さん» ありがとうございます!では「一般人で、芥川さんと恋仲の夢主が敵組織に誘拐され、芥川さんが救出に行くが、夢主は殺 され、しかも解体されていた」というお話をお願いしたいのですが、大丈夫でしょうか? (2019年8月22日 13時) (レス) id: 59746b99e9 (このIDを非表示/違反報告)
蓮ノ花(プロフ) - 月華さん» どうぞ〜!ただ私なかなかの遅筆なもので、消化に時間がかかるかもしれませんが… (2019年8月22日 12時) (レス) id: fd07e1b99b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蓮ノ花 | 作成日時:2019年4月23日 22時

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