Revolution of Nothing

6ターン目 ページ8

「シールドトリガー、天運ゼニスクラッチ」
「うっそだろ！？」
(ここであのカードが来れば……)
　実はローゼスは保険として入れたクリーチャーである。今引こうとしているクリーチャーの前に出ればクリーチャーを最大4体封じることが出来る。
　山札の1番上をひっくり返す。それは、
「来ましたね。

「祝」の頂 ウエディング」

「ウエディングの効果発動。相手は手札とバトルゾーンのクリーチャーから4枚選び、それをシールドにします」
「……ゴウ・グラップラードラゴンと鳳皇マッハギア、燃えるメラッチをシールドに、ターンエンドだ」
「ドロー、マナチャージ。呪文、戦慄のプレリュード。次に召喚する無色のクリーチャーのコストを5少なくします。」
「勝てるわ！セツさん！」
「ノウメンを進化させて、無の革命 ロールシャッハを召喚です。ロールシャッハの能力、革命0発動。バトルゾーンにあるクリーチャーを1体指定。ウエディングを指定します。そして、指定したクリーチャーの能力を1つ、ロールシャッハも得ることが出来ます」
「…………え？」
　ウエディングの能力は2つ。1つはクリーチャーや手札をシールドに送る能力。もう1つは、
「ロールシャッハが得るのは、『このクリーチャーがブレイクしたシールドは墓地に置く』能力です」
「やっぱりそれかよーー！」
　手札に加えられなければシールドトリガーは発動しない。ウエディングはこの能力が魅力のクリーチャーで、召喚せずに出しても充分働く。と言われた。
「まずはローゼスで先程追加されたシールドをブレイクします」
「シールドトリガー……ある訳ねえ……」
「次にロールシャッハとウエディングで残りのシールドをブレイク。シールドは全て墓地に送られます」
　墓地送りにされたシールドにはシールドトリガーが数枚。
「勝負あり、なんだな」
「ウエディングが来なければ勝ててたべ」
「ツイートでダイレクトアタック」

「嘘だろ……デュエマ歴30分に負けた……」
「勝太さん」
　テーブルに突っ伏していた勝太が顔を上げた。
「本当に使いませんでしたね」
　マナゾーンに置かれたドギラゴン。しかもかなり早い段階で置かれたものだ。
「まあそりゃ初めてデュエマやるわけだし、レジェンドカードあるっつっても……」
「では、もっと上達すれば私が相手でも使いますか？」
「そりゃ使うに決まってんだろ」
「では」
　久しぶりに、笑えたような気がした。
「また勝負する時は、全力の勝太さんと勝負させてください」

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ラッキーアイテム

デッキケース

ラッキーレジェンドカード

燃える革命 ドギラゴン

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