Revolution of Nothing

8ターン目 ページ11

「なあぶっちゃけ、デュエマしようぜ」
　新アトラクションに向かう間、勝太が唐突にそう言った。
「え？」
　その言葉にぶっちゃけが正しく鳩が豆鉄砲喰らったような顔をする。
「い、嫌なんだな！勝太に星を奪われたく無いんだな！」
「星を賭けないデュエマをすればいいだけなのでは？」
「そんなのつまんねーじゃん」
　最初のデュエマで星を賭けなかったのは最初だからだそうで他の人、ぶっちゃけやぶっちゃけやぶっちゃけとする時は賭けるようだ。
「ちぇー。ドギラゴンの力を試してみたいのになー」
「そういえば、鎖が外れて新しい効果が出てきたんだべな」
　燃える革命 ドギラゴンのカードを思い出す。カードの下側に鎖が巻かれていた、あのカード。
「そのカード、能力が隠されていたんですか？」
「ああ。この革命2は使うことが出来るようになったんだけど……まだ何かあんのかな」
「セツさんの革命0みたいな能力？」
「ああ」

「ねえ、あれってデュエマウスが言ってたアトラクションじゃない？」
　るるが指さす先にはデュエポリスと看板が掲げられた建物。自由の女神だのエッフェル塔だの凱旋門だの色々その上に乗っている。
「うおー！本当に新しいのが出来てるー！」
「今度はゲーセンなんだな！」
「カジノ感覚で遊べるアトラクションだって！」
「面白そうじゃねえか！」
　日本でカジノは許可されていないからあくまでカジノ風だろう。
「なるほど、面白そうなアトラクションですね」
「こういうの好きなんだべか？」
「ゲームセンターには言ったことが無いのですがカジノで行われるようなテーブルゲームには興味があります」
　ブラック・ジャックやポーカー等、トランプを使ったものは何度かやった事がある。ここでも恐らくできるだろう。
　中に入ると、テレビで見たカジノのような内装だった。ルーレットやスロットの機械も並んでいる。
「ちくしょー！また負けたー！」
　勝太は色々な物に挑むが失敗。ついには持っていたチップを全て無くしてしまった。
「こうなったら、家に帰ってハムカツを質屋に」
「最低ですねあなた」
　まだやりたいのだろうけど最愛のペットと話に聞いたハムスターのハムカツを質に入れるのは人としてダメだ。
「お客さん」
　このやり取りを聞いていたディーラーが1つ提案した。星を賭けるのはどうか、と。
「よぉし！それじゃあ、早速、」
　勝太がデュエマホンを取り出す。顔が完全に中毒者のそれだった。

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ラッキーアイテム

デッキケース

ラッキーレジェンドカード

燃える革命 ドギラゴン

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