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次の日






「やまと 今日は一緒に帰ろ〜」



やまと「いい 今日は」



「え、なんで…」



やまと「別に、先輩と帰ればいいだろ…」





そう言って
友達と走っていってしまった


「( なにあいつ。」



そう思いながらも
ちょっと寂しい気持ち



それから何週間もやまとと口は聞かない生活が続いたんだ








ゆうた「あー A見つけた〜」



ある日の部活終わり


大会の用意をしていて まだ居残りしてた私

体育館の入口から ゆうたがピョコっと顔を出していた



「どうしたの今日オフ?」



ゆうた「バレー部明日大会だから 体育館貸してやってんだろ(笑)」



「あーそっか」



ゆうた「最近 やまとと仲悪いだろ」



ずっと仲良かったから周りも気づいてて

ゆうまとあっちゃんも 心配してるらしい




「仲悪いって言うか 話さないだけだし。」



ゆうた「やまと ヤキモチ妬いてんだ」




「え?」



あーこれ言っちゃダメなんだった って笑いながら言う


ゆうた「話したいらしいよ? だからさ〜 話してやって 俺らも気まずいから(笑)」


言うだけ言って 走り去って行った…
いや、逃げていった









夏の大会の帰り道




私は最後だと思って
夕方 先輩を学校の体育館前に呼び出した。





「…ふぅ〜…」



5時の放送が響き渡って


夕日に染められたグラウンド
校門の方から人影




先輩「お待たせ どうした?」



先輩を目の前にして
緊張で 声が出ない…




「…あの 大会お疲れ様でした」



先輩「こちらこそ 応援ありがとう」



少し間が空いて
先輩の顔を見つめ


「あのっ」






初めて思いを伝えた









もう薄暗くなった家路


あの後


先輩「ごめん 今は受験に集中したい。だからごめん」






でも、最後に伝えられてよかった

そう思いながら とぼとぼ歩いていると



いつもの公園




「ゆうま!パスっ!」


「へい!よっしゃぁ〜!」


「あつきナイス〜!」




5人の声が聞こえる



あむ「あ、A〜!」


「やっほ〜 おつかれ」


ひゅうが「Aもやろ〜」



やまと「…」



相変わらず ツンとしてるやまとを
笑いながら叩くゆうた


ゆうた「A 大会おつかれ〜」


ゆうま「楽しかった?」




私 上手く笑えてるのかな
先輩のことでやまとと仲悪くなってるし
その先輩には振られてるし





「……っ」

.→←初恋?



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作者名: | 作成日時:2021年6月16日 0時

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