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怖くて俯いてた私の耳に入ってきたのは
いつも聞きなれた声
顔を上げると
鬼みたいな顔をしてる やまととゆうた
ゆうた｢うちのAに何か用ですか？｣
やまと｢お前ら携帯かせ はやく｣
ほぼ引ったくったように携帯を奪って
写真を消す
a｢ファンなんだけど いいの？そんなことして｣
ゆうた｢じゃあ 逆にファンだからこんな事していいんですか｣
やまと｢お前ら どこに連れていこうとした？？｣
c｢別に お前ら関係ねぇだろ｣
やまと｢関係あるだろ！ A嫌がってるのわかんねぇのか！｣
ひゅうが｢やまと 手は出すな。落ち着け｣
今にも殴りかかりそうになってるやまとを
後ろから ゆうたとちょうど来たひゅうがが抑えてて
ゆうまが私の前に立って
あっちゃんが背中を摩ってくれていた
b｢なんだよコイツら Aちゃん行こ｣
それでも私の手を掴もうとしてくる
ゆうま｢やめてください。Aに触るな｣
ゆうま が 相手の手首を掴んで阻止
すると舌打ちを大きく鳴らして
男の人達はズカズカと人混みに消えていった
やまと｢A大丈夫？ ｣
｢うん でも、怖かった、、｣
みんなの顔を見たら
目に涙が溜まって溢れかえって
ひゅうが｢ごめんな もっと早く来れてたら｣
｢ううん 本当にありがとう｣
やまと｢連絡しても全然 通じないからどうしたのかと思って｣
携帯の画面に やまとからの着信 が沢山
やまと｢でも、何もされてなかったからほんと良かった｣
そう言って心做しかいつもより強く抱きしめられた
やまと｢今日は原宿やめよう｣
ゆうた｢うん 車戻るか｣
原宿での企画は後日になり
今日は地元で撮影に変更
車までの道もずっとやまとが手を握ってリードしてくれて
たわいもない話で気を紛らわせてくれた
やまと｢まじであいつら許さねぇ 次会ったらぶん殴ってやる｣
ゆうま｢まぁまぁ 何も無くてよかったじゃないですかぁ｣
あむ｢A無事で良かったよ〜｣
｢もうみんなから離れない ｣
やまと｢俺らが離さねぇよ｣
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作者名：し | 作成日時：2021年4月25日 0時
