キ ミ を 知 り た い 。前編

9 ページ10

.








かれこれ一週間が過ぎて




今日は コンサート前日。








ソラの特訓で なんとか基礎知識は身につけたつもり。









『 コンサートって何着ていけばいいの… 』






自分の部屋のクローゼットを見あさるけど、




パッとした服なんて全く無い。









−プルルルル プルルルル









…知らない番号だ。誰だろう？





『 …もしもし 』





？？ 「 もしもし Aちゃん？




久しぶり〜〜元気だった？！ 」







『 えっ…と どちら様… 』




？？ 「 あ！ごめんごめん ユミです (笑)



オンマから連絡先聞いたの！



明日のことも話したかったし、


連絡先知ってた方がいいかなと思って。」









『 ユミオンニ！ お久しぶりです！！



そうだったんですね！



あの…明日私たちは どうしたらいいですか？ 』







明日ともなるのに 詳しいこと聞いてなかったな。







ユミ 「 そう、そのことなんだけど、




ライブ前だったら楽屋許可もらったからおいで〜！」







ん？ 楽屋許可？？？






え、



『 楽屋お邪魔してもいいってことですか？ 』





ユミ 「 そうそう！



だけど、楽屋まで入るのに追っかけとか記者とか



結構頑丈でさあー、 噂にならないように



私の車に2人を乗せたまま 会場に入るつもりだから



家まで迎えに行くね！



お友達も一緒にAちゃんの家にいてくれると助かる！ 」








『 あ、えっと、わかりました…。 』







嘘です分かってないです頭ついてきてないです



なんかどんどん事が大きくなってる気がするのは



私の気のせい？？







許可もらったってことは私たちと会っていいって



言ってくれてるんだよね？違う？




えっ、スターの楽屋お邪魔してもいいの？！？







この私たちが？！？









ユミ 「 それじゃあ明日10:00くらいに迎えに行くね！



また明日〜！ 」






『 よ、よろしくお願いします！！』









−プーップーッ









…大変だ。







本当に行かなきゃならないやつだ。





なんの特徴も、パッとした服さえ持ってないような



庶民が！！ ザ・一般人が！！！






いいんだな？本当にいいんだな？


許可したのはそっちだからね？！？








『 なんか緊張する… 』





いくら興味がなくても 相手は今を輝く


スーパースター防弾少年団。









『 ソラに連絡しなきゃ… 』









.

10→←8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す