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" ジリリリリ ジリリリリ
オキテ! オキテ! "
パチッ
『 えっ、夢? 』
私はガバッと布団を剥いで目覚ましを止め、
携帯を探した。
『 あった… あ。 』
携帯の横には サインの入ったアルバムが置かれていた。
携帯の日付を見ても、日曜日になっていた。
『 やっぱり…夢じゃなかったんだ 』
まだ 微かに残ってる左手首の感覚と
かろうじて覚えてるジョングクの香水のいい匂い
手、冷たそうなのに あったかくて
積極的なのによく分からなくて。
コンサートが凄かったのも
みんなと楽しく食事出来たのも
ちゃんと覚えてるのに。
『 ぁあーー、ジョングクって何者… 』
そう言って私は髪をぐしゃぐしゃにした。
振り返ると思い出すのは ジョングクで
でもそれは、ジョングクがあんなことをして
あんなことを言ったから。
だから記憶に残ってるんだよ。
私は恋愛とかそう言うのは全くもって苦手だし
化粧も出来ないしファッションセンスもないし
おまけに 女子力だってない。
少し料理は出来るけど。
告白されたことはあっても
自分から告白することは出来ないし
今まで付き合ったのも2人だし
恋愛経験浅いし。
アイドルの扱い方なんて分かんなくて当然だよ
あの時、なんて言葉を返せばよかったのかな?
" 俺が1番かっこ良かったって言ってよ "
…言えなかった
言えるわけなかった。
真っ直ぐ目を見てたから、そらすしか出来なかった。
かっこいいと思った。
コンサートの時もすごく輝いててかっこよかった。
なのにたまに見せる可愛らしいところも
クシャクシャな笑顔も全部素敵だと思った。
…言えなかったのは図星だからだ。
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サクラドロップ(プロフ) - じあさん» ありがとうございます( ; ; )ぐだぐだですがこれからもよろしくお願い致します(;ω;) (2017年7月25日 11時) (レス) id: 73fbc2a39d (このIDを非表示/違反報告)
じあ(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてます。これからも頑張ってください〜! (2017年7月24日 8時) (レス) id: eff2d09bf8 (このIDを非表示/違反報告)
サクラドロップ(プロフ) - 蒼華さん» ありがとうございます(><) これからもよろしくお願いします! (2017年7月4日 22時) (レス) id: 73fbc2a39d (このIDを非表示/違反報告)
蒼華(プロフ) - 続きが楽しみです(*´∀`*)これからも頑張ってください! (2017年7月4日 16時) (レス) id: c5befee986 (このIDを非表示/違反報告)
サクラドロップ(プロフ) - 琉音さん» ありがとうございます(>_<) そう言っていただけると頑張れます!更新ゆっくりですが、飽きずに読んでいただけると嬉しいです! (2017年6月30日 6時) (レス) id: 73fbc2a39d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクラドロップ | 作成日時:2017年6月7日 1時