25:重い女、めんどくさい女 ページ25
「浮気？！」
「…バカ。嫌い。大倉くんなんか大嫌いっ」
「ち、ちゃうねんっ、これは…」
「もうごまかさないでよぉっ..」
ボロボロと涙がこぼれ出すと同時に
私の心の中の糸が
ぷちん、と切れてしまったみたいで
「…なんでっ、？...萃香ちゃん..の、どこが好きなの？」
「な、なんで萃香ちゃん...」
「..私見たもん…萃香ちゃんと楽しそうに話してるとこも、電話してるとこも...全部..知ってるもん..」
止まらない涙を拭くこともやめて
うつむいたら
ポロポロと涙が落ちて
スカートに滲む
「…全然連絡くれないし..ずっと会えなかったの、すっごい寂しかったのに...」
「…A..」
「お、おくらくんは、そうじゃなかった？
萃香ちゃんと...毎日楽しかった？」
「そんなわけないやん...」
「だったら…っ、なんで..？」
今まで言えなかったことが
次から次へと溢れ出して
「...なんで..っ、キスしかしてくれないの？」
「…へっ？！」
「..さ、誘ってくれなくなったのは...私に興味なくなったからでしょっ...？//」
「ちょ、待ってA。話飛びすぎて...」
「興味なくなったから...萃香ちゃんのところ..行っちゃったんでしょ..？」
泣きすぎて
訳がわからなくなって
気が付いたら
変なことまで言い出してた
顔を上げると
戸惑う大倉くんが目に映って…
大倉くん、かっこいいもん..
そりゃぁ、モテモテだよね…
女の子なんて、選び放題なのかな
なのに、こんなに泣いて
ちょっと会えないくらいで寂しがって
私、重い？
めんどくさいって..思ってる？
「…やだ..」
「…え？」
「…他のひとのところになんて..行かないで」
また、泣いたら
余計に困らせちゃうかもしれないけど
「…私、大倉くんじゃないと..ダメ」
めんどくさいって
重いって
思われるかもしれないけど
「…大好きだから..、...私に愛想尽かさないでっ....」
全部、思ってること吐き出して
俯いて
涙を拭いたら
「……きゃっ..」
その手を掴まれて
そのまま、カーペットの上に押し倒された
「…ほんっま、アホ」
「..へ」
私を見下ろす大倉くんは
初めて見る顔で
こんなキツイ言い方...大倉くんっぽくなくて
「…ひとりで暴走しすぎや」
「…っん//」
重ねた唇も、優しくない
いつもよりずっと
深くて、息ができないくらい..苦しい
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∞チムニー∞ - この小説だ〜〜〜〜〜〜〜いすきです これからも頑張ってください!! (2014年3月18日 16時) (
レス) id: 2e906751f0 (このIDを非表示/違反報告)
きょうか - この作品めーっちゃ大好きです！！ほんまに大好きです！！ (2014年3月3日 10時) (レス) id: ecd8d44437 (このIDを非表示/違反報告)
まるやす - じゅーくぅー!!すげえ面白かったお♪皆から人気者だね (2014年2月11日 18時) (レス) id: 7d74898860 (このIDを非表示/違反報告)
キスモコ(プロフ) - この小説めっちゃくちゃ面白いです!!!!大好きです!!!! (2014年1月26日 23時) (レス) id: 33f256d7be (このIDを非表示/違反報告)
∞かな∞(プロフ) - もう、大ファンです！頑張ってください！ (2013年12月15日 3時) (レス) id: f81e2cb88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のわ
| 作成日時：2013年7月20日 23時
