18:まさか ページ18
「「まさか〜〜！！」」
一瞬の沈黙のあと
すぐに声がかぶって、笑い声になる
「ないね、ないない！」
「そうだよ、大倉くんが浮気なんてするわけない！」
「そーだね。ちゅうぎって、A大好き！って感じだし(笑)」
「…そうかな//..へへっ」
「…まぁ、それにそんな度胸があるようにも思えないしね(笑)」
「あ〜それは…そうかも..」
「え？(笑)や、そこは否定してあげてよ！彼氏でしょ！笑」
「だってヘタレで有名だもん〜」
「うわ、ひどい彼女。笑」
「いやいや、冗談だよ！いつも優しいしすっごくかっこいいもん」
「ほんとに〜？笑」
「本当だってば！笑」
ケラケラと笑い話に戻った会話は
それ以上もとに戻ることはなくて
たくさん話して
たくさん笑ったら
いつの間にか夜深い時間となって
電話を切った
すっかり話し尽くした私は
その晩はもう悩むこともなく
すぐに布団の中に潜り込んで、夢の中
翌朝、少し遅い時間に目を覚ましたら
大倉くんからメールが来ていたから
いっそう元気になった
やっと会える！
そう考えると嬉しくなって
いつもより早くレストランに着いた
「…こんにちはー」
まだ誰もいない店内にそう声を掛けると
二階からガタガタと音が聞こえて
オーナーが眠たそうに降りて来た
「…これ、」
ん、と目の前に差し出された
くしゃくしゃの紙切れ
「..何ですか？これ」
「…買って来といて...今日の食材」
「…え、」
返事をする前に
オーナーはもう二階に上がっちゃって
どうせまた昨日
よる遅くまで新作でも考えてたんだろうって
もうなんとなく分かる
「…わかりました〜」
二階に向かって
小さく呟いたら
荷物は置いて
携帯と財布だけを持って
外にでた
オープンまでそんなに余裕がないから
さっさと買い物を済ませたら
すぐに店に戻ろうとして
少し近道をする
裏道を通って歩いていたら
目の前に高校生がいて
それは、少し見覚えのある後ろ姿
「…もしかして、萃香ちゃん？」
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∞チムニー∞ - この小説だ〜〜〜〜〜〜〜いすきです これからも頑張ってください!! (2014年3月18日 16時) (
レス) id: 2e906751f0 (このIDを非表示/違反報告)
きょうか - この作品めーっちゃ大好きです！！ほんまに大好きです！！ (2014年3月3日 10時) (レス) id: ecd8d44437 (このIDを非表示/違反報告)
まるやす - じゅーくぅー!!すげえ面白かったお♪皆から人気者だね (2014年2月11日 18時) (レス) id: 7d74898860 (このIDを非表示/違反報告)
キスモコ(プロフ) - この小説めっちゃくちゃ面白いです!!!!大好きです!!!! (2014年1月26日 23時) (レス) id: 33f256d7be (このIDを非表示/違反報告)
∞かな∞(プロフ) - もう、大ファンです！頑張ってください！ (2013年12月15日 3時) (レス) id: f81e2cb88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のわ
| 作成日時：2013年7月20日 23時
