02:変化 ページ2
卒業式のあの日
もう一度付き合うことになってから
もう半年が過ぎた
あれから
変わったこともあるけれど
変わらないこともたくさんある
変わったことといえば
大倉くんが私のことを
A って呼ぶようになったこと
あと、
バイト先のレストランに
大倉くんひとりでは来なくなったこと
パパラッチ防止のためとかなんとかで
雛ちゃんや安くんと一緒に来ることが多くなった
だから、萃香ちゃんにも
私の友達ってことにして
色々配慮してもらってるんだけど…
「…ほんっま、最近 A冷たいねん..」
酔っ払った大倉くんは
バレるとかそんなことお構いなし
「…まぁまぁ、しゃあないんちゃう？Aかって忙しいんやし(笑)」
フォローしてくれる雛ちゃんも
ちょっぴり苦笑いで
「ごめん、萃香ちゃん、向こうのテーブル任せていい？」
カウンターにいる萃香ちゃんには
向こうに行ってもらった
「…だってこないだもなぁ？俺がせっかくの休みやったのに、…A他のやつと遊びに行くとかゆーし」
「あ、あれは！…仕方なかったの..先輩の誘いだし…」
専門学生というのは
割と忙しくって
先輩や友達との付き合いとか
もちろん、課題もレポートもあるし
大倉くんは大倉くんで相変わらず
テレビに雑誌に引っ張りだこだから
今日だって
ちゃんと会うのは久しぶり
「でもAちゃん毎日充実してるんやろ？楽しそーでええなぁ」
「うん。毎日楽しい♪」
そんな風に
にこにこと安くんと会話していたら
隣からじとーっと熱い視線を感じるけれど
ここは知らんぷり
「…信ちゃん、もぉ嫌や俺〜」
泣いて、嘆く大倉くんを見れるようになったのはここ最近の話
前よりずっと
自分を出してくれるようになった、というか
飾らない、ありのままの気持ちを言ってくれるようになった
それが嬉しくて嬉しくて
ついつい、ちょっと意地悪したくなっちゃうんだよね
「…A、萃香ちゃん、もう上がっていいよー」
しばらくホールの手伝いをしていたら
厨房からオーナーの声がして
「んなら僕らも帰ろっか」
「せやな、A ごちそーさん」
こちらもお開きになって
「萃香ちゃん、気をつけて帰ってね」
萃香ちゃんが帰るのを見送ったら
私は急いで着替えて階段を駆け上る
道端に出たら
目の前で空を見上げてる彼に
やっぱり今日も、ドキドキする..
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∞チムニー∞ - この小説だ〜〜〜〜〜〜〜いすきです これからも頑張ってください!! (2014年3月18日 16時) (
レス) id: 2e906751f0 (このIDを非表示/違反報告)
きょうか - この作品めーっちゃ大好きです！！ほんまに大好きです！！ (2014年3月3日 10時) (レス) id: ecd8d44437 (このIDを非表示/違反報告)
まるやす - じゅーくぅー!!すげえ面白かったお♪皆から人気者だね (2014年2月11日 18時) (レス) id: 7d74898860 (このIDを非表示/違反報告)
キスモコ(プロフ) - この小説めっちゃくちゃ面白いです!!!!大好きです!!!! (2014年1月26日 23時) (レス) id: 33f256d7be (このIDを非表示/違反報告)
∞かな∞(プロフ) - もう、大ファンです！頑張ってください！ (2013年12月15日 3時) (レス) id: f81e2cb88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のわ
| 作成日時：2013年7月20日 23時
