01:レストラン ページ1
「いらっしゃいませ〜」
夏
真夏
ここ厨房は引くぐらい暑い
だけど
うだうだ言ってるわけにもいかず
「…ロコモコ、特製カレー、追加オーダー入りました！」
「はぁーい..」
白いコック服に身を包み
フライパンを取り出す
春から
就活やらなんやらで忙しくなった愁くんがバイトを辞めて
その穴を埋めるのは、調理専門学校に通う私
そして、さすがに私ひとりでホールと調理補助は忙しいからと
オーナーが
5月から新しいバイトちゃんを
雇ってくれた
新しいバイトの萃香ちゃんは
まだ高校2年生で
ちっちゃくてとっても可愛い子
人懐っこい子だってこともあって
すぐに打ち解けて、一緒に買い物に行くほど仲良くなった
「…あ、そうだ、Aさん。さっきお見えになりましたよ♪」
ひょっこり顔を出して
いたずらっぽく笑う萃香ちゃん
「…えっ？...あ、うん(笑)わかった」
萃香ちゃんが言うのは
たぶん彼らのこと
確かに、オーダーに 特性カレー が入ってる時点で…
「Aちゃーん！」
その時
ホールから
酔っ払った声が聞こえて
「…まさか、酔ってる？」
ハンバーグを焼きながら
ホールを気にして小さくそう呟いた
「…ほら、これやっとくからさ..様子見て来れば？」
そう言って
フライパンの取っ手を掴んだのは、オーナー
「え、…でも」
「…ついでにさ、萃香ちゃんの様子見て来てよ。まだ一人で任せるの心配だし」
オーナーの優しさに甘えて
帽子を脱いで
厨房を出ると
カウンターに並ぶ見慣れた顔たち
「…あ！Aちゃんやぁ〜」
ふわふわぁっとした声で
私を1番に見つけた
「…やすくん、かなり酔ってるでしょ」
「えへへぇ// ばれたぁ？」
フニャフニャになって笑う彼は
本当にもう可愛すぎて
「だって声が全然違うもん(笑)」
自然と私の頬も緩んでしまう
「ちょいちょい、おふたりさん。
仲良くすんのはかまへんけど、端っこのやつ見てみ？」
ジャージ姿で
ビールにイカフライをつまみながら
呆れたように笑うのは、雛ちゃん
「…え？」
雛ちゃんに言われて
1番壁際に座る、大倉くんに視線が移る
「…Aの、アホぉっ..//」
ほっぺた膨らませて
拗ねた大倉くんは
言葉にならないくらい、もうなんてゆーか
とってもとっても可愛かった
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∞チムニー∞ - この小説だ〜〜〜〜〜〜〜いすきです これからも頑張ってください!! (2014年3月18日 16時) (
レス) id: 2e906751f0 (このIDを非表示/違反報告)
きょうか - この作品めーっちゃ大好きです！！ほんまに大好きです！！ (2014年3月3日 10時) (レス) id: ecd8d44437 (このIDを非表示/違反報告)
まるやす - じゅーくぅー!!すげえ面白かったお♪皆から人気者だね (2014年2月11日 18時) (レス) id: 7d74898860 (このIDを非表示/違反報告)
キスモコ(プロフ) - この小説めっちゃくちゃ面白いです!!!!大好きです!!!! (2014年1月26日 23時) (レス) id: 33f256d7be (このIDを非表示/違反報告)
∞かな∞(プロフ) - もう、大ファンです！頑張ってください！ (2013年12月15日 3時) (レス) id: f81e2cb88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のわ
| 作成日時：2013年7月20日 23時
