47、私の気持ち(あなた視点) ページ47
私は今、
高鳴る心臓を一生懸命おさえながら
寝室に戻ってきました…
…い、今のはっ……！
私の勘違いでなければ、
レトさんが…
き、き…、き、キスを…
…キスをしようとしていたんでしょうかっ！？！？
レトさんに抱きしめられながら、
目を閉じたレトさんの顔が近づいてきて、
…私はっっ…！！
きゃーーつ/////
そんなこと想像したらいけません！！
(※自分に言ってます↑)
きっと私の顔に何かついてて
レトさんが
取ってくれようとしてただけなんです…！
思わず期待してしまった自分が
恥ずかしいです…！！
でも、私こんな気持ちになるのは
初めてかもしれません…
私はレトさんのことを
人として好きなだけではなくて、
男性として好きなんでしょうか…？
……いえ！ダメですっ！！
私とレトさんでは、身分が違いすぎます！！
だって東京ドームに立たれるお方ですよ！？
そんな人、私ごときが好きになっていいはずが
ありません！！！
私なんて、ただ家事をするだけの女…
他にもっと可愛くて優しくて
ナイスバディな女性がいたら
そっちを好きになっちゃいますよね…
『はぁ…』
全国のたくさんの人にレトさんという
素晴らしい人を見てもらいたい気持ちと、
私だけのレトさんでいてほしいという
わがままな気持ちが
私の心の中を渦巻いています…
(トントントン)
私が1人でモヤモヤしていると、
レトさんが私の部屋の扉をたたきました。
『…は！はい！！』
レトさんはあまり私の部屋を訪ねてこないので
少し緊張しながら返事をします。
｢ごめんなさい、まだ明かりがついてたので。
少しいいですか？｣
ドアからちらりとこちらを覗きながら
レトさんが話しかけてきました。
『はい！もちろんです！』
｢あの…、俺最近忙しくて、
少し無理もしながら頑張ってたんですけど、
Aちゃんが東京ドームに来てくれるなら
なんか全然苦じゃないし
むしろもっと頑張ろうって思えました！
…それだけ言いたかったです！おやすみ！｣
そう言ってレトさんはにっこり微笑んで、
扉を閉めて去って行きました。
『…レトさん』
レトさんは人気者だし
私なんかが恋していい人ではないけれど、
この時間だけは
私が独り占めしてしまおう。
私はそんなことを思いながら
眠りについたのでした。
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ふゆこ(プロフ) - 会社員Aさん» わー🥺♡嬉しいコメント励みになります！！更新が疎らで待たせてしまって申し訳ないですが、楽しんでいただけるように頑張ります☺️ありがとうございます！！ (5月23日 23時) (
レス) id: fe6b1e796f (このIDを非表示/違反報告)
会社員A(プロフ) - すごくおもしろくて一気に読んでしまいました！ふゆこさんの限界オタクになります！！これからも更新楽しみにしております😊 (5月23日 8時) (レス) id: fc0d9cde39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふゆこ | 作成日時：2023年3月26日 0時
