ゆた氏の年下カノジョ ＊【コムドット】

《 10 》カウントダウン ページ10

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ゆうた side









平然を装ってても、緊張してるのは痛いほど伝わってくる。


けどそれは俺も同じ。




Aと違ってハジメテってわけじゃないけど、相手がAだからどうしても構えてしまう。









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俺のブカブカのTシャツを着て、



寝室の前でオロオロしながら、ドアノブに手をかけて深呼吸をするAを見て、



一瞬理性を忘れそうになった。









だめでしょ、俺。









俺がここでがっついたら、Aは多分腰引けになってしまう。



あくまでも余裕のある大人を演じなければ…









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ブゥーーーン……









ゆうた「あ、なんか髪の毛いい匂いする」


「ほんとっ！？！！」


ゆうた「うん、香水？」


「ヘアオイル！！友達に男ウケいいよってオススメされたから買ってみた！！！」


ゆうた「何でも素直に言うんだ」


「あっ、……」









そうそう、こういうところ。





だからやまとからあの話を聞いたときはびっくりした。


けどまぁ、Aももう20歳だしな。









ゆうた「20歳おめでとう」


「え？」


ゆうた「そういえば言ってなかったなって」


「…ほんとだ言われてない」


ゆうた「実は俺も、結構緊張してたのかも」


「えっ？ゆうたが？」


ゆうた「前からAが成人したら抱き潰すって決めてたから」


「ねえ言い方よ(笑)」


ゆうた「…何かお互い緊張してるみたいですけど、」


「………」


ゆうた「ここからは、俺に任せてもらってもいい？」


「…………うん。」









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