幼馴染なのに見てくれないのマ！？ (ページ7)

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＊体育祭で気付きたいページ7

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やっと6月になりました。今日は体育祭本番！私は雲雀の出たがっていた借り物競争と二人三脚に出ることに。

『あっ、借り物のアナウンス来たからもう行くね？』

咲「ん！行ってらっしゃい！」

風「いってら〜好きな人引いてきてね〜」

『え〜？引けないよ確率高いもん〜！』

列に並びに行こうかなと席を立った時、ふとあることに気がついた。

『…ん？2人とも生徒会の仕事は…？』

風「あー、、えっと」

咲「カップルで見回りしろってぽいされた〜」

『あー、後輩に気使わせたってことか…』

言い方えぐいかもそれ！！と言われるが無視。生徒会会長と副会長が何してるんだか…

2人が付き合ってることは周囲からも認知されており、2人で廊下を歩いていると周りからきゃっきゃっと声が聞こえてくる程人気なのだ。

周りからも人気で、認めてもらえるカップルってそうそういないから凄いなぁなんて思ったり。

私だって付き合ったことくらいあるのだが、何故か周りに知られており、すれ違う度に「その男は辞めておけ」と言われ続けていた。

最初は何の話なのか分からないし好きな人を否定されカチンと来てしまっていたのだが、時間が経っていくとボロが出てくる彼氏。結局浮気され皆から貰った意見が正しかったのだ。

そういう体験もあったため、否定的な意見がない2人をみて微笑ましい気持ちとちょっぴりいいなと妬んでしまう気持ちがあるのだ。

『2人ともずっと仲良くいてね？じゃあ行ってきます！』

咲「よくわかんないけどいってらっしゃーい！」

"もし、雲雀と付き合ったらあんな感じになるのかな"

そう思ったことに気付かないよう、そっと蓋をした。