幼馴染なのに見てくれないのマ！？ (ページ5)

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体育祭で振り向かせたいページ5

『そういえば、もうちょっとで体育祭だね』

Aがそう言って、俺はハッとした。既にもう5月後半。6月にある体育祭と言えばやっぱり恋のイベント！！！！！借り物競争！！！好きな人！！！！

「よっし！やるか〜〜」

風「ひば、今年は特に気合い入りすぎじゃない？」

「まぁね？まーね？まぁね！！！！！」

風「いやうるさいって…」

奏斗の耳が壊れようとなんでもいい、とにかく俺は借り物競争に出たいのだ。
絶対に譲らないです、こーれ。

『みんな何に出るの？決めた？』

「俺絶対借り物でるって決めてるんだ、絶対に譲らん！奏斗にも！」

風「え？僕ライバル視されてない？」

よくアニメや漫画で見る"好きな人"を当ててAに告白をするというイメトレを何回もしてきた。
今までずっと失敗を繰り返してきたが、今度こそ成功させるんだと決めているのだ。

後に奏斗に伝えたら、いつもの通り大爆笑されたのは置いておくとして…