幼馴染なのに見てくれないのマ！？ (ページ11)

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「あ、来た！遅いぞお前ら！」

集合時間から約30分後2人は姿を現した。

咲「いやーごめん！なんか奏斗が遅くて…」

風「はぁ！？遅かったのそっちでしょ！僕じゃないけど！？」

『まぁどちらにせよ遅れてきたんだからどっちでもいいよ、とりあえずごめんなさいはしてください！』

着くの少し遅れちゃうけど…いいよね、と笑って話すAに見とれてしまっていたのだ。

目の前に電柱があることにも気付かず。

「っいったぁ！！」

風「なにやってんの雲雀…」

奏斗は呆れ、咲とAは大笑い。俺もう恥ずかしくて穴に入りたいし帰りたいよ。

『っあはは！ほんとに面白い…！なにやってんの！…んふふ』

「Aは笑いすぎじゃない！？」

『ごめんごめんっ、笑い止まらなくて…でも大丈夫？痛くない？』

…その顔でこっちを見ないでくれ？

「っ…ま、まあ…ウン、ダイジョウブ、デス…」

『？なんでそんなに顔赤いの？』

距離をグンっと縮めてきたなA。
距離感どうにかしてるよ！あと近い！！

今日こそは遊園地でAのことリードして、かっこいいとこ見せるんだ、渡会雲雀！体育祭のリベンジ、させていただきます。