参拾壱話 ページ39
A視点
と、そんな如何でも良い事を考えた後、私は仕事に意識を切り替える。
私は、重症になって帰って来た構成員君達の治療が待ち受けているのよね。
………疲れそうだわ。
私は重苦しい溜息を付く。
仕事だからしない訳にはいかないけれど、其れでも面倒は変わらないわ。
まぁ、得意分野なだけマシかしら。だって嫌いな分野なんて本当に嫌だもの。
そう考えればこの後の仕事も楽ね。
頬杖を付き、そう良く判らない理論で納得する。
仕事は嫌いだけど、楽しくやりたいからね。楽しいのは良い事だし。
そうしてうんうんと頷いた後、また考えが脱線している事に気付いて仕事の事に考えを切り替える。
と、そんなこんなで偶に脱線しながらも真面目に仕事をしていると、時間が経って何時の間にかお昼休み。
私がこの時間を如何しようかと考えていると、夢野君の処に行くと云うアイディアが思い浮かぶ。
最近は行って無かったし、丁度良いかなーと考えて私は座敷牢に向かう。
暫くとっとことっとこ通路を(早)歩き、座敷牢に着いたので、檻越しに夢野君に話しかける。
夢野君は、危険な異能力者だからと云って閉じ込められている子。
まぁ、過去に起こした事件からして仕方なくはあるのだけれど、如何しても放っておけなくて。
危険な異能を持っているだけで罪だなんて、そんなの可笑しいでしょう?
そう少しだけ考えて目を閉じた後、直ぐに何時も通りに笑って夢野君に挨拶する。
A「こんにちわ、夢野君。久し振りね」
そう云えば、夢野君は少し頬を膨らませて口を開く。
Q「もう、酷いよ!僕、結構待ってたのになぁ」
そう云ってプンスコ怒る夢野君に私は素直に謝る事にした。
確かに、最近此処に来れてなかったしね………
A「ごめんなさいね。最近色々と忙しかったものだから。
………さて、今日はどんな話をしましょうか」
私は話を始める。それは何気ない話で、何でも無い日常の話。
例えば、遊撃隊の人+中原幹部に梶井君と私で飲みに行って、中原幹部と私が唐揚げに檸檬をかけるかかけないかで異能まで使っての喧嘩した話とか。
………あ、店に迷惑はかけてない(筈)よ?暴れてはいないから無いから。
異能を使っただけだからね。流石に殴ったりはしてないから。
何時の間にか喧嘩に梶井君も混ざっていたけれど。
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喧嘩の話は何時か書くかも知れないです。
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豆腐教信者(プロフ) - ありとあらゆる誉め言葉で褒めて貰えた!嬉しい!(語彙力は死んだ) (2018年5月20日 7時) (レス) id: 787e58ff6d (このIDを非表示/違反報告)
蘭香 - 面白い素敵萌える燃えちゃう(語彙力?そんなもの…そもそも語彙力って…なに?美味しいの?そもそもなんで人は語彙力を((( (2018年5月20日 5時) (レス) id: 4a14a6da47 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者(プロフ) - 有難う御座います!こんな駄作にそんな…………寧ろ此方が分けて欲しい位ですよ! (2018年5月5日 21時) (レス) id: 787e58ff6d (このIDを非表示/違反報告)
如月 蒼華(プロフ) - すごい面白いですね!!羨ましいです...。面白さを分けて欲しいぐらいです... (2018年5月5日 21時) (レス) id: 52f62fc4d8 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者(プロフ) - メンタル弱い系人間さん» ありがとうございまァァァァす!!_○/|_ (スライディング土下座) (2018年4月13日 23時) (レス) id: 787e58ff6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆腐教信者 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年2月1日 22時