Snow White vol.3:yesung story from SJ. (ページ10)

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108:愛の証。ページ10

ｼﾝと静まりかえった宿舎

ｼﾞｮﾝｳﾝと手を繋いで浴室へと

足音を立てないようにそーっと歩く。

「みんないないの？」
「隣のｿﾝﾐﾝは彼女のとこかな？ﾘｮｳｸもそうだし…ﾋｮﾝたちは飲みに行ってる」

一番奥の部屋から小さな灯りが漏れて

ｸﾞﾊﾊﾊﾊﾊ！

大きな笑い声が聞こえてきた。

「え？(笑)」
「ｷｭﾋｮﾅとﾁｬﾐﾅ(笑)」
「本当に仲良しだよね」
「いつも一緒だよ」

どうやらみんな気を遣ってくれたみたいで

「気にしないで？いつものことだから^^」

ｼﾞｮﾝｳﾝはそう言って

私の服を脱がせようとしてた。

「自分で脱ぐ(笑)」
「俺の楽しみを奪うんじゃない(笑)」
「変態！」
「変態だよ？」

ずっとｷｽをしてた。

彼の部屋で

ぴったりと身体を寄せ合って

何度も何度も。

離れても追いかけて

追いかけられて

頭の片隅がぼんやりとなるような

沢山のｷｽ。

ｷｽが気持ちいいって

私は３０年間も知らずに生きてきたんだ…

そう言うと

ｼﾞｮﾝｳﾝは嬉しそうに笑った。

「明日は仕事何時から？」
「明日は早いよ。鍵置いてくから…」
「そっか^^」

お風呂の中でも

ﾍﾞｯﾄﾞの中でも

飽きることなくｷｽを繰り返して

必要な言葉と

絡み合う指先の感触

それだけで

身体も心も満たされていく。

「ｼﾞｮﾝｳﾝ…私たちこのまま一つになっちゃうんじゃない？(笑)」
「ハハ…そうかも(笑)」

彼の匂いが残るﾍﾞｯﾄﾞ

目覚めるともう彼はいなくて

ｼﾝとした彼の部屋の鏡に自分を写してみると

胸元に真っ赤な痕を見つけた。

「いつのまに…(笑)」

それはｷｽで確かめ合った愛の証。