Snow White vol.3:yesung story from SJ. (ページ9)

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107:覚悟。(YE) ページ9

ﾋｮﾝたちが俺のこと心配なのは解るけど

正直辛かった。

泣き出したAを抱き締めた。

でも俺の腕を静かに制しながら

Aは言った。

「死ぬまでｼﾞｮﾝｳﾝといたい」

俺の人生で

かつてここまで愛しいと思える言葉があっただろうか。

優しくて

強いその言葉は

静かに響いて

気付くと

ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝもｼﾞｮﾝｽﾋｮﾝも

俺を差し置いて

Aを抱きしめてた。

「ﾇﾅごめん！ごめんね？」
「ﾇﾅありがとう！」

ちょっと待ってよ。

もう２人にして欲しい。

弟たちに散々つき合わされて

ﾋｮﾝたちに迫られて

もうAが可哀相だった。

「A部屋行こう。ﾋｮﾝおやすみ。もうAを返して！」
「わかったよ(笑)ﾇﾅ、弟をよろしく^^」
「ﾇﾅ、心行くまでｼﾞｮﾝｳﾝを堪能して？(笑)」
「ﾋｮﾝ！//」

２人のﾋｮﾝを睨みつけて

俺はAの腕を掴んで部屋へ戻った。

「ｼﾞｮﾝｳﾝ…外の空気吸いたい…」
「んー。ごめんな…」

部屋のﾊﾞﾙｺﾆｰに出て

Aは思いっきり息を吸った。

「A！」

その瞬間ﾍﾟﾀﾝと座り込んだから

俺は心臓が止まりそうになった。

「あは…何だかホッとしちゃって(笑)」
「ごめん…ごめんな」
「どうして謝るの？変なｼﾞｮﾝｳﾝ^^」

抱き締めた身体は

空気が抜けきった風船みたいにｸﾞﾆｬｸﾞﾆｬで

簡単に俺の胸に収まった。

「ｼﾞｮﾝｳﾝ…さっきの本気？」
「え？」
「覚悟」
「…うん。」
「私もだよ^^」

緊張したーって

可愛い声で

俺の首に腕を回して

そういえばまだｷｽもしてなかった。

冷たい唇に重なると

愛しい気持ちが一気に押し寄せた。

３日も我慢できるかな…

自信ない。

「ん…ｼﾞｮﾝｳﾝ…苦し//」
「はぁ…我慢して」

今のこの瞬間だって離せないんだ。

俺たちは同じところに向かって歩いてるって

そう思っていい？

もしそうじゃなかったとしたら

俺真っ直ぐに生きていけそうにないよ。

だから。