Snow White vol.3:yesung story from SJ. (ページ43)

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141:タンクトップで謝罪。(YE) ページ43

「つまり、ﾇﾅはそこに嫉妬を感じて『ﾜﾀｼｦﾀﾞｷﾅｶﾞﾗﾎｶﾉｵﾝﾅﾉｺﾄｵﾓｲﾀﾞｼﾃﾀﾝﾃﾞｼｮ』
そう言ったわけです」
「…そ…それは訳するとどうなる」
「私を抱きながら他の女のこと思い出してたんでしょ、この変態!」
「変態!!!ち、ち…違う!!!誤解だ!!!Aを抱いてる時に他の女のことなんて思い出すか!!!!!」
「まぁ僕に言われても仕方ないんですけどね」
「ハッ…!俺行ってくる!!!」
「仕事してください」

とんでもない誤解をしてたんだな…

いや、俺が悪い。

全部この俺が悪いんだ!

ごめん

昨日はいっぱい泣かせて

挙句の果てには

変な嫉妬までして

誤解させた。

「ﾋｮﾝ、解ってますよね?」
「おぅ!!肉だな!」
「ﾋｮﾝは話が分かる人で助かります」
「ﾁｬﾐﾅ…ありがとう」

居てもたってもいられなくなって

俺は事務所を飛び出した。

幸いいつもいるﾌｧﾝはいなくて

でもそんなことどうでも良かった。

俺は２人で観に行ったあのｶﾌｪへ向かって

全力疾走してた。

そこに行けば会える気がした。

その建物が見えた時

２つの後姿が目に飛び込んできた。

「A!!!」

立ち止まった愛しい背中

長い髪がゆっくり揺れて

俺を見た。

ごめん

ごめん

「…ごめん」
「ｼﾞｮﾝｳﾝ…」
「他の女なんて…お前を抱きながら他の女の事なんて思い出すわけないよ」
「…//」
「嫉妬した俺が悪かった…ごめん」

道端だということも忘れて

思いっきり抱きしめた。

「ｼﾞｮﾝｳﾝ!何してるの!!」
「え…?」
「え、じゃないよ…//こんなところで誰かに」
「いい。見られていい」

そんなことどうでもいいんだ。

Aは俺の背中を優しく撫でて

「…ありがとう」

少しだけ涙声でそう言った。

そっと身体を離すと

一部始終を見てた日本のあの店のﾏｽﾀｰが

俺をみてﾆﾔﾆﾔ笑って

そして…外が寒いことに気付いた。

「さ、寒っ…!!!」
「…ﾀﾞﾝｽの練習してたの?」
「どうして解った?」
「だって…ﾀﾝｸﾄｯﾌﾟ一枚だよ…(笑)」
「うわーーーーー!!!!!」

俺は２人に手を振って

再び全力疾走で事務所へ戻った。

「寒すぎて…死ぬ…」
「ﾋｮﾝどこ行ってたの?休憩終わるよ」
「休憩してくる」
「だから終わるってば」

廊下の端で

ﾁｬﾐﾅが腹を抱えて笑ってた。