Snow White vol.3:yesung story from SJ. (ページ41)

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139:喧嘩の朝。ページ41

「俺初めてかも」
「ん？」
「嫉妬した」
「え…？」

嫉妬したのは私の方で

だから彼がそう言った時

話が分からなくて

「女から…されたの初めてだし」
「あ…//」
「Aは年上でしかも日本人だからさ…嫉妬しても仕方ないけど」
「…国籍は関係ないでしょ？」
「韓国の女はしない…と思う。とにかく俺は初めてだった」
「…そっか」
「誰に教わったの？」
「はぁ？」
「はぁ？じゃないよ…」
「何よ…女の方から…しちゃいけないの？」
「どうして俺が嫉妬してるのにAが怒るの？」

誰に教わったって…

そんなことどう答えて良いか解らない。

「怒ってない。でも愛してるから…それに愛してないとできないよ」
「…//」
「照れるなら言わせないで//」
「仕方ないだろ初めてだったんだから」
「第一…韓国の女はしないって…そう言われる方が嫌」
「と思う。って言ったろ？」
「そういう意味じゃなくて!」
「じゃどういう意味だよ？」

せっかくの２人の時間が

まるでケンカのようになってしまった。

はぁ…もう。

どうしてこうなったんだろう。

「私を抱きながら他の女のこと思い出してたんでしょ!バカ!」

咄嗟に彼にぶつけた本音は日本語で

「何だよ!日本語だと解らないだろ!」

私はそのままｼﾞｮﾝｳﾝに背中を向けて

気付いたら朝になっていた。

もちろん彼はいなかった。

「…最悪」

彼が私に伝えたかった嫉妬に

あんな子供染みた嫉妬で返してしまった

自己嫌悪で目の前がどんより暗くなる。

今日…会えるのかな。

でも会えたら

ちゃんと謝ろう。

もう醜い嫉妬を彼に見せたくないから。

ﾏｽﾀｰと待ち合わせしてるｶﾌｪまで

長い距離を歩いた。

昨日の私は本当にどうかしてた。

だから頭をﾘｾｯﾄしたくて。

ﾏｽﾀｰはあの物件をとても気に入って

その場で契約した。

「あの後すぐｲｪｿﾝさんがｻｲﾝを持ってきてくれまして…しかもｳﾆｮｸさんだけじゃなく皆さんの分まで!もう娘に泣いて喜ばれました^^本当にありがとうございました」

男性はそう言って私に何度も頭を下げた。

「ここの店長はお前だ^^」
「…本当に?」
「嬉しそうな顔してるなー(笑)まぁ日本で弾き手が見つからなかったら無理だけど」
「私が見つけます!!」

早くｼﾞｮﾝｳﾝに会いたい。