Snow White vol.3:yesung story from SJ. (ページ37)

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135:イライラ。(YE) ページ37

正直ｲﾗｲﾗした。

一体俺に何をして欲しいのか…

最後は涙声だったけど

俺たちはもう何の関係もないのに。

Aは何も言わないけれど

余計な心配をかけたくなかった。

ｿｳﾙへ戻る途中眠ってしまった彼女は

身体を俺の方に向けて

それだけで心が温かくなる。

「A…着いたよ?起きて?」
「ん…あ//ごめん寝てた!」
「いいよ^^俺は５分後に上がるから」
「解った^^」
「ごめんね一緒に上がれなくて」
「ううん。そんなこと気にしないでよ^^」

車を降りて手を振る彼女を見送って

俺は携帯の電源をｵﾝにした。

「うわ…最悪だな」

同じ番号から３０回以上も架かってきてた。

「はぁ…」

これまでこんなこと一度もなかったのに

どうして今なんだ。

俺はその番号を着信拒否した。

最初からこうすればよかったな。

早く部屋に上がって

抱き締めたい。

駐車場から直接客室へ向かった。

「ん?…ﾋｮﾝ?」

ｼﾞｮﾝｽﾋｮﾝからのﾒｰﾙを見て俺は愕然とした。

『ﾐﾘが来てる。どうする?』

何なんだよ…

「あ、ﾋｮﾝ?ごめん…帰ってもらって?」
『俺もそう思って帰るように言ったんだけど…お前に会うまで帰らないって言うんだよ』

俺はそのまま駐車場へ戻った。

ｲﾗｲﾗして頭が爆発しそうだ。

すぐに帰ってくるから。

ごめん。

宿舎のすぐ近くで良かった。

俺は路上に車を停めて

宿舎へ急いだ。

「ｵｯﾊﾟ!!!」

泣きながら抱き着いてきたﾐﾘに驚いた。

「ｵｯﾊﾟ…どうして?」
「いいから離れろ」
「いや!」
「やめろって」

無理矢理身体を離した。

少しだけ大人になった前の彼女。

「お前、何なの?俺言ったよね彼女いるって」
「そんなに…認めないから…」
「ふざけるな!帰れ!!」

俺の大声に驚いたﾒﾝﾊﾞｰが玄関のﾄﾞｱを開けて

心配そうにこっちを見てる。

「ひどい…私は…ｵｯﾊﾟに追いつきたくて頑張ったのに」
「俺たち遠い昔に終わっただろ?ちゃんと別れ話もした。納得して別れた」
「私は納得してなかった!!」
「知らないよ!とにかく俺は今の彼女と…結婚考えてるから」
「うそ…」

俺はｴﾚﾍﾞｰﾀｰに乗って

一度も振り返らずに

またAが待つﾎﾃﾙへ戻った。