Snow White vol.3:yesung story from SJ. (ページ33)

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131:夢じゃなくて現実。(YE) ページ33

「ｲｪｿﾝさん…もし良ければここにｻｲﾝして頂けないですか?」
「ここにですか?」

食事した店でｻｲﾝをお願いされるのは

珍しいことじゃない。

さっきの雑貨屋もそうだったし

ただ。

「この壁に?ですか?(笑)」
「はい^^」

真っ白な壁にｻｲﾝをしてくれというのは

初めてだ

いいのかな…(笑)

「うちの家内がｱﾅﾀの大ファンで…(笑)さっき貸切で予約頂いたときもう大喜びで…」
「え?!ｼﾞｮﾝｳﾝいつの間に予約なんて…」
「いや…さっきの雑貨屋のお姉さんに聞いたらここ教えてくれて…」
「それがうちの家内です」
「「え?」」

３０代半ばだろうか…

このｼｪﾌはとってもかっこよくて

そういえばさっきのお姉さんも

Aより年上には見えたけど

綺麗な人だったな。

「今日はﾃﾞｰﾄ…ですよね?」
「そうです」

俺は見事なほど言い切った。

「さっき家内が興奮して電話してきて…きっとﾃﾞｰﾄだから特別な料理を作ってあげてって(笑)」
「アハハ(笑)」

何だか嬉しかった。

特別な場所を見つけた気がして。

綺麗な壁に緊張しながら

ｻｲﾝをした。

「ｼﾞｮﾝｳﾝのｻｲﾝかわいいね^^」
「見たことなかった?」
「うん^^」
「いる?(笑)」
「今度でいい(笑)」

将来は

こんなとこに住むのもいいかもしれない。

海が見えて

江南からもそう遠くはないし…

さっきﾏｸﾞｶｯﾌﾟを渡した時

自然と言葉にしていた。

ーいつか一緒に暮らす時が来たら

Aはどう思った?

こうやって特別な場所が増えて

大事なものも…増えて

まだこんな俺だけど

夢じゃなくて

現実にしたい「いつか」

「私こんなところに住みたいな…」
「…俺と?」
「…ん^^」

その答えだけで

少し先の未来が

近づく気がして

強くなれるよ。

「ｼﾞｮﾝｳﾝの仕事部屋でしょ…ﾘﾋﾞﾝｸﾞは大きくて…あ。ﾀﾞｲﾆﾝｸﾞもね?ｷｯﾁﾝから海が見えるっていいなぁ…寝室に、亀の部屋…ﾋﾟｱﾉの部屋…ｽｰﾊﾟｰｼﾞｭﾆｱの人数を考えて…ｹﾞｽﾄﾙｰﾑは最低でも３部屋はいるわ!それに…」
「それに?(笑)」
「何でもない(笑)」
「子供は最低でも２人!だからﾌﾟﾗｽ２部屋で…俺どんだけ稼げばいいかな(笑)」

A、今のは全部現実になる話

それだけは忘れないで。