Snow White vol.3:yesung story from SJ. (ページ31)

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129:短所。(YE) ページ31

『ｵｯﾊﾟ、元気?』
「…あぁ。」

ｵｯﾊﾟか…

久しぶりにそう呼ばれた

俺は同じ業界の女性は苦手で

『最近ｵｯﾊﾟ…変わったみたい』
「そう?」

これまで付き合った女は

一般の子で年下。

出逢いはそうなくても

舞い込んできた幸運なのか

Aと付き合うまでの３年間を除いて

ずっと彼女という存在はいた。

『私、内緒にしてたことがあるの』
「何?」
『ｵｰﾃﾞｨｼｮﾝに受かったの。これでｵｯﾊﾟと…本当に近くに』
「俺、今彼女いる。じゃぁな」

…

「ん…。ｼﾞｮﾝｳﾝ?起きてたの…?」
「んー。おはよう^^」

俺って人間は

愛情が傾く相手と、そうじゃない相手と

態度がﾓﾛに違ったりする。

それはきっと短所だけど

はっきりしてて解りやすいから

自分でも気に入ってる。

「んぁ…ちょ…//ｼﾞｮﾝｳﾝ…みんないるのよ?」
「知ってる。…でもここ俺の部屋」
「そういう…」
「…もっとこっちきて」
「もう…//」

また数日後には離れ離れなんて

耐えられるかな…

「今日は…どこに行きたい?」
「雑貨を観に行きたいわ…あ…//」

これまでの恋愛は

今となっては思い出せないほど

遠い記憶で幼い。

自分の気持ちはいつも冷静で

もちろん

こんな朝っぱらから抱きたくなるなんて

そんなの一度もなくてさ。

仕事が一番で。

「あのね、郊外に可愛い雑貨のお店があるの…くすぐったいよ(笑)」
「行ったことあるの?…くすぐったいって違うだろ?(笑)」
「ないの。…ちょっと//ほんとにﾀﾞﾒ…ね?」
「どうしてﾀﾞﾒ…?」
「そうだ。私ね…ちょっと待ってて?」

俺の腕をすり抜けて

ﾊﾞｯｸﾞをｺﾞｿｺﾞｿしてる彼女の背中

あのさ。

すごい格好してるぞ。

俺がそうしたんだけど

ﾌﾞｶﾌﾞｶの俺のｼｬﾂはもう肩から腕にかけて半分落ちてるし

そのｼｬﾂ一枚だし

本当にこれは男のﾛﾏﾝだな(笑)

「見て?可愛いでしょ?」
「うん…可愛い」
「ちょっと(笑)どこ見てるの?」

どこって…(笑)

だってさっき俺が脱がしかけたから

ﾎﾞﾀﾝがほとんど外れてる。

「どうしたの?」
「似合いそうだったから買っちゃったの^^」
「被ってみて?」

彼女の肌蹴たｼｬﾂと見えそうで見えないその中身が

どんどん俺に近づいて

あー見える見える…

「やっぱり似合う^^」

もう一度抱きしめた。