Snow White vol.3:yesung story from SJ. (ページ22)

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120:明日の計画。ページ22

「この辺りは?」
「ﾀﾞﾒ!治安が悪い」
「んー…じゃここは?」
「宿舎から遠い!」
「…それ関係あるの?」
「とにかくﾀﾞﾒ」

さっき拗ねてしまった彼。

今はﾈｯﾄで沢山の物件を見ながら

ずっとﾀﾞﾒ出しをし続けて…

「…見つからないね」
「よし!今日は寝るか!」
「ｼﾞｮﾝｳﾝ！真剣に探して!」

自分の足で探すのが一番だと思う気もするけれど

今日のことをかなり心配させてしまったから。

「A、見つからなかったらどうなる?」
「帰れないよ(笑)」
「そうかそうか!」

満足そうに笑う彼は可愛いけれどね?

「韓国にお店出せなくなる」
「え?…ｺﾗ!手を休めちゃいけない!探すぞ!」
「ｱﾊﾊ(笑)」

たまに聴こえてくる歌声が優しくて

ずっと聴いていたくなる。

「あ。ここはどう?」

それはｼﾞｮﾝｳﾝたちの事務所のすぐ近くで

この宿舎からもそう離れていない。

「んー…。あぁ!ここよく行ってたｶﾌｪだよ?無くなったんだな」
「そうなの?少し高めだけど…雰囲気良さそうだね^^」
「そうだね^^」

ｼﾞｮﾝｳﾝは携帯を手に電話を掛け始めた。

「あー…もしもし。貸店舗の件でお話が…。…あぁそうですか!えー１９時には行けると思います。よろしくお願いします」

それはあっという間のことで

「明日１９時だよ。この場所なら一緒に行ける^^」
「え？」

私は慌ててﾏｽﾀｰへ電話をして

その物件の話をした。

『そうなの?じゃ早速話聞いてきて?あとPCに写真ﾒｰﾙしといて^^』

ﾏｽﾀｰとｼﾞｮﾝｳﾝって

もしかしたら気が合うかもしれない(笑)

結局あっさりと見に行くことになった物件。

今日のこともあるし。

そう簡単には行かない気もするけど…

ひとまず自分の目で確認してみよう。

「店の名前何にしようかな…悩むなー」

ｼﾞｮﾝｳﾝの余計な心配は敢えてｽﾙｰした(笑)

「明日、買い物ぐらいは行っていいでしょ?」
「どこに?」
「ﾛﾃﾞｵ通りあたり?」
「…変な裏道とか入らないって約束できる?」
「もちろん^^」
「ﾅﾝﾊﾟされても付いてかない?」
「そんなのされないし(笑)」
「されたら?」
「付いていかない(笑)」

これは小さな束縛だと思うけれど

彼が言うと、愛しくて。

「ｼﾞｮﾝｳﾝが心配するような所には行かない^^」

笑顔になった彼を抱きしめた。