- ページ2
♥♥♥
Yuta「 俺、佐藤優太って言います。LINE交換しませんか 」
「 っへ？ 」
彼女の大きな瞳がさらに大きくなる。
顔も耳も、いちごのように真っ赤になってて、俺がその原因だと思うとニヤニヤしてしまう。
「 あ、あの、えっと、そのっ 」
Yuta「 あ、もちろんしたくないなら断っても… 」
「 いえ！そうじゃなくて！ 」
断ってもいいと伝えると慌てて否定してくる彼女。
一生懸命何かを言おうとする姿が愛おしくて、やっぱり頬が緩む。
「 仕事中なので今スマホなくて…あ！あと少しで上がりなので、もしよかったら待っててください！ 」
早口で焦ったように喋る彼女。
もちろん待たないという選択肢がある訳もなく。
Yuta「 じゃあ店の前で待ってます 」
「 は、はい！ 」
そう言って店の外に出る。
チラリと店中を見ると、他の従業員さんにうりうりと腕をつつかれて、それに顔を赤くしながら抵抗する彼女の姿が。
Yuta「 かわい… 」
思わず零れた心の声にハッとして口を押える。
だいぶ惚れ込んでる自分にドン引きしながら彼女を待つ。
「 っお待たせしました！ 」
Yuta「 お、来た 」
ちょうど10分後。少し小走りで来てくれた彼女。
急いで来てくれたのか、少しだけ上がって乱れてる息すらも愛くるしく感じる。
「 こ、これ！QRです！ 」
Yuta「 わ、ありがとう 」
バッと出されたスマホの画面にはLINEのQRが映されていて、俺も少し慌てて読み込む。
Yuta「 Aちゃん？ 」
「 あっ、はい！七瀬Aって言います！24歳です！好きな食べ物は、んー…うまい棒！ 」
LINEに設定されてある名前を読むと、少し不思議そうな顔をしたあと典型的な自己紹介をしてくれるAちゃん。
Yuta「 同い年だからタメ語でいいよ 」
「 いや、でも！ 」
Yuta「 いいから、ね？仲良くなりたいの 」
「 …………わかった！ゆうたくん！ 」
にっこりと笑いながら俺の名前を呼ぶAちゃんは、想像の100倍は破壊力が強くてにやにやが隠しきれない。
「 あ、あとこれ！1000円のお釣り！ 」
Yuta「 え、わざわざいいのに。Aちゃん貰って？ 」
「 だめだよ！ 」
Yuta「 んー、じゃあこれでうまい棒100本買ってよ 」
「 えー！だめだよ 」
Yuta「 いいから。お願い 」
「 ……じゃあ、100本買って2人で食べよう！ 」
そう言ってにっこり笑うAちゃん。
恋が始まる音がした。
.
♥ ギャップ萌え注意報 - Yamato→←♥ 恋せよ乙女 - Yuta
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 370人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サトウ(プロフ) - まといさん» わ！本当ですね😹ご指摘ありがとうございます、治しておきます💪🏻 (2022年12月12日 21時) (
レス) @page4 id: 3c8b522ccf (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - 【ポケットに手】ってことです（？） (2022年12月12日 17時) (レス) id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - すみません！！｢スカして手にポケット入れてるからだよ｣じゃなくて､｢ポケットに手入れてるから｣じゃないですかね💦細かくてすみません！！更新頑張ってください！応援してます🔥 (2022年12月12日 17時) (レス) @page4 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
