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▷あなた
ゆうたくんに看病をしてもらってから、数日。体調はしっかり戻っていた。
やっぱ時々は自炊しないとだなあ…。
コンビニ飯と外食ばっかりじゃ、体調崩すはずだ。
久しぶりにスーパーで買い物をした。白菜安かったし、鍋にしよう。
「ゆうたくん?」
ゆるいオレンジのTシャツにパールのネックレス。しっかりセットされた髪。なんかいつもと違う感じ(笑)
マンションの下で見かけたところで声をかけた。
ゆうた「あ、Aさん。仕事帰りですか?」
「うん。この前はありがとね。」
ゆうた「荷物持つよ。」
ビニール袋を渡すときに、手が少し触れる。あの日の感覚と同じ。あったかい手。
「ありがと。今日はなんかちゃんとしてるね?(笑)」
ゆうた「なんかこれからメンバー来るらしくて。」
「あ、じゃあ撮影あるんだ。」
ゆうた「うん。あんまうるさくしないようにするけど、ごめんね?」
申し訳なさそうに私の顔を覗く。…かわいいなあ。
「だいじょぶ、楽しんで!」
ゆうた「ありがと。それにしてもずいぶん買ったね。誰か来るの?」
「来ないよ(笑)久しぶりに自炊しようと思って。」
エレベーターが着いた頃、わかりやすく驚くゆうたくん。
ゆうた「料理できるの!?!?」
「できるよ!?普段しないだけ!(笑)」
ゆうた「いーなー。何作るの?」
「今日は鍋にしようかなあと。食べる?」
軽く誘ってみたけど、はっと笑顔になって頷く姿がかわいくて。
ゆうた「食べる!撮影終わったらすぐ行く!」
「ん、待ってるね。」
…ちゃんとダシからとろうかなあ。(笑)
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tamaki - 【お隣さん、好きになってもいいですか?】凄く面白かったです!心情の表現がリアルに伝わってきました!付き合うまでとか付き合ってからのお話とか、続編も見てみたいので、もし気が向いたらぜひお願いします! (2022年10月11日 1時) (レス) @page16 id: 09b446e6ca (このIDを非表示/違反報告)
rry - コメント失礼します、あっちゃんとゆたくんのお話が大好きです!他にもたくさん作品書いていただきたいです、、、これからも頑張ってください!お願いします。 (2021年11月23日 19時) (レス) @page16 id: 7243f08c85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aki | 作成日時:2021年9月9日 16時