COM.＋ONE【コムドット】2 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:46,937 hit

▼_いつまでもページ6

ゆうたが出て行ったドアをその場にしゃがんだまま眺めているA。

ひゅうがが立っていて、後ろにはゆうまとあむぎりがいた。

ひゅうが「A、とりあえずこっちおいで、床は冷えるから。」

ゆうま「ココアでも淹れますか？」

あむぎり「ブランケット、出しとくね。あ、暖房もつけよ。」

ひゅうがに抱きかかえられてソファに座らせられたが、心ここに在らずのA。3人の声も届いていなそう。

ひゅうが「ほら、ゆうまがココア淹れてくれたよ。あっちゃんが持ってきてくれたブランケットかけて…、A、」

されるがままのAだったが、はっと何かに気づいたような目を見開く。

「ゆうたは…？」

ひゅうが「…やまとと会ってるよ。」

「私…、ゆうたに…、っ、」

目に涙を溜めるAをひゅうがが抱きしめた。

全員事情はゆうたから聞いていた。

ゆうた『Aにキスした。俺が悪い。みんなごめん。』

ひゅうが「…Aは悪くないから、泣かないで。」

「ちがう…、私ゆうたに酷いことした…！」

ひゅうが「…したのはゆうたでしょ。Aは何もしてねーよ。」

ひゅうがの腕の中で泣きじゃくるAを心配そうに見つめるゆうまとあむぎり。

「…っあ、ゆうたに、ゆうたに謝らなきゃ…、」

ひゅうが「、っ！Aが謝ることなんてねーだろ！」

声を荒げたひゅうがをゆうまがなだめる。

Aの肩に手を乗せたのはあむぎり。