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▷あなた
A駅で待ってて!
あつき了解です
5分ほどで駅に着いた。あっちゃんはまだ私に気づいてないみたい。
A右見て?
あ、間違えた。
あっちゃんから見て右じゃなくて、私から見て右だった。
きょろきょろと辺りを見渡すあっちゃんの背中に飛びつく。
あむぎり「わっ、あ!、A?」
「だーれだ!」
あむぎり「えーっと、Aさん。(笑)」
「せーかいっ!」
飛び降りると、振り返ってあっちゃんは笑う。
あむぎり「びっくりした、全部に。」
「へへっ(笑)いっしょに帰ろ?」
あむぎり「うん、帰ろ。」
徐々に敬語もなくなってきたあっちゃんに、また少し嬉しくて。
帰り道は、いつもよりゆっくり歩いて帰った。
あむぎり「Aさん、超有名企業だったんですね。」
「うん。びっくりした?」
あむぎり「した(笑)」
「あっちゃん、有名YouTuberだったんだね。」
あむぎり「びっくりした?」
「した!(笑)」
もっと、私のことも知って欲しい。
あっちゃんのことも、知りたい。
今日がずっと終わらなければいいのに。
そう思いながら部屋に帰った。
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作者名:aki | 作成日時:2021年9月5日 12時