・あぁ、もう好き ページ27
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人力車のお兄さんに「めちゃくちゃ綺麗な彼女さん連れてますね〜お似合いです」なんて言われながら上機嫌なやまと。
やまと「ねぇ、聞いた?俺らカップルに見えるって!お似合いだって!」
「やまとさん、社交辞令って言葉知ってる?20代の男女が2人で居たら大体カップルに見えるでしょ?」
やまと「そんな夢も希望もないこと言うのナシだわ〜!でもAちゃんが綺麗ってことだけはお兄さんも社交辞令じゃないよ」
前から「もちろんです!」と応えてくれるノリのいいお兄さん。
やまと「お兄さんすみません、この子僕のなんで!」
「うん、違うよ?絶対に違う」
やまと「3ヶ月後には俺のものになってるよ?」
「だとしても今は違うんだよな〜、残念ながら」
やまと「あれ?ちゃんと否定しないって事はこのままAちゃんの名字いつの間にか鈴木になってるよ?」
「結婚式は盛大にしたいなぁ」
やまと「あのね、ほんとにそういうこと軽々しく言わない方がいい。全世界の鈴木大飛が期待した。」
「あたし鈴木大飛って名前の人コムドットのやまとしか知らないから大丈夫だよ」
やまと「あぁ、もう好き」
「なにそれ告白?笑」
やまと「めちゃくちゃナチュラルに本音でた。自分でもびっくりしてる」
「口元ガバガバじゃんwww」
やまと「ねぇー、絶対今そんな事言う場面じゃない!」
「ごめんつい言いたくてうずうずした」
やまと「スルースキル半端ないねAちゃん」
「あ、やまと写真撮ろうよ!!」
やまと「いいけど...撮りたいけど...やっぱり転がされてるよね?俺」
ハート作ろ〜!なんて言いながら左手をハートの片側の形にしてカメラを向けてくるAの可愛さに結局鼻の下が伸びきり、3秒前までのくだりがどうでも良くなったやまと←
やまと「すぐエアドロして!?」
「わかったから!笑」
いつの間にか人力車が終わったみたいで、元の場所へ戻ってくる。
お兄さん「どうしますか?延長もありますよ!笑」
やまと「あ、ぜひ延長で!」
ゆうた「おいふざけんな!お兄さんすみません、延長無しで」
たまたま近くを歩いていたゆうたが駆け寄ってきた為延長が出来ずに泣く泣く人力車を降りるやまと。
やまと「ゆうたタイミングよすぎ!」
ゆうた「俺散々待ったから!次俺の番でしょ!」
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作者名:yyf | 作成日時:2021年8月31日 6時