・漢と男の恋の行方 ページ8
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中間告白当日の夕方。
集合の1時間前に待ち合わせをしていたひゅうがとさちな。あむぎりは30分後に来るらしい。
ひゅうが「ありがとね、俺のためにわざわざチャット使ってくれて」
さちな「いいの。自分の気持ち確かめたかったし」
ひゅうが「さっちゃんはあむぎりで決まりだと思ってたからちょっとびっくりしてるわ」
さちな「うん...今日ひゅうが君と告白前に話したら自分の気持ちもはっきりするかなと思って誘ったの」
ひゅうが「そっか。俺も正直ずっとさっちゃんと迷ってんのね、」
さちな「...Aちゃん？」
ひゅうが「うん。第一印象がAちゃんだったからやっぱり完全には消えなくて、やまととゆうたがガッツリいき始めてからは俺の中ではさっちゃんだと思ってたの。でもこの前ゆうま達と4人でデートしてやっぱり気持ち揺れちゃってる」
さちな「第一印象ってめっちゃ残るもんね。あたしも今悩んでるからあたしを選んでとも言えないけど、選んでくれたら嬉しい気持ちがあるのは事実だよ」
ひゅうが「うん、お互い頑張ろうな。まだ焦んなくて大丈夫だよ」
さちな「そうだね！今日は忙しいのにわざわざ早く来てくれてありがとう」
ひゅうが「おう、いいよいいよ！」
そんな話をしてたら30分が経ったのであむぎりの待つ場所へ向かうさちな。
あむ「邪魔してごめんなさい！！！」
さちなと目を合わせて早々深々と謝るあむぎり。
さちな「え、やめてよ！邪魔とか思ってないしあっちゃん来てくれるかな？って思いながらチャット打ったんだから！」
あむ「本当に！？それなら良かったぁ...」
さちな「来てくれてありがとう。嬉しい」
あむ「今回中間告白って女の子からじゃん？だからその前に俺の気持ち伝えときたくて」
さちな「うん、」
あむ「俺はさちなちゃんが好きです！さちなちゃんがひゅうががいいなら、俺の方がいいなと思って貰えるように頑張るからこれからも仲良くしてほしい」
さちな「今日ひゅうがくん誘ったのもひゅうがくんの方がいいとかそういう気持ちだけじゃなくて自分の気持ちはっきり出来たらいいかなと思っただけだから。確実にあっちゃんはあたしの心に居るよ」
あむ「僕にもチャンスはありますか？」
さちな「あるに決まってるよ！何言ってんの！」
あむ「それ聞けたらもう満足だよ。ありがとう」
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作者名：yyf | 作成日時：2021年10月15日 5時
