・オオカミに見えてきた ページ18
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やまと「ねぇ、この前のゆうたのデート行ったって本当?何で?」
あれから5日後のアトリエ作業。
Aはやまとに詰められていた。
「あー、行ったよ。自分の気持ちハッキリさせたくて」
やまと「俺の事1番だって言ってくれたじゃん!」
「やまとが1番なのは本当だよ。でも何かモヤモヤしたから、行っちゃった。ごめん」
やまと「...それでモヤモヤは晴れたの?」
「余計モヤモヤした、」
やまと「何それ、それなら行かなきゃ良かったじゃん!やっとAと両思いになれたって安心してたのに」
「やまとが1番なのは本当だよ」
やまと「都合良すぎてAオオカミに見えてきた」
そういってAを残して立ち去るやまと。
「っ、そう思われても仕方ないか」
明日香「あんた何諦めてんの。違うよ、って否定しなさいよ」
遠くから見ていた明日香がAに駆け寄った。
「今のあたしがそんな事しても説得力無いじゃん」
明日香「そんなんでそのまま離れちゃってもいいの?一生すれ違ったままでいいの?」
「良くないけど...」
明日香「いくらモヤモヤしたってやまとが1番なのは事実ならそれちゃんと伝えてあげないと。やまともヤキモチ妬いてるだけだよ」
「今は話したくないかも、勇気出ない」
明日香「次で脱落発表なのにそんな悠長な事言ってていいの?」
「それまでにはちゃんと話すよ...」
明日香「もう、」
あんた意外と不器用なんだから後悔しないようにしなさいよ、と声をかけてゆうまの元へ行く明日香。
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・やっぱり頼れるのはこの漢→←・かわいいね、耳真っ赤にして。
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作者名:yyf | 作成日時:2021年10月15日 5時