コムドットのマネージャー初期メンに取り合いされてるってマジ？ (ページ2)

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誰かに揺さぶられ、目が覚めた。

カーテンの隙間から覗く光が眩しい。

やま
「おーい風花〜、起きろーー」

「やだ、あとちょっと … !?」

「な、何してんの！？大飛！？」

やま
「何って、風花が起きないから一緒に寝ようと思って」

ほんとに、朝っぱらからこんなに心臓を働かせないで欲しい。

大飛は昔から距離感がバグってるから、こうやってドキドキさせられることも少なくない。

それに、どんどんエスカレートしていってるように思う。

やま
「風花〜、ギュッてしていい？」

「え、絶対ダメっ！」

そう言ってるのに、私が恥ずかしくて目を逸らした隙に強引に抱きしめてきた。

「ちょっと！離して ///」

やま
「やだね〜、だって風花暖かいもん。」

「もう、 …」

こういう時、結局折れるのは私だ。
そろそろこれにも慣れないとな …

ｺﾝｺﾝ

ドアがノックされ、名前を呼ばれる。
優太の声だ。

ゆた
「風花〜？入るよ〜？」

やま
「来なくていいでーす。帰ってくださーい。」

「ちょ、優太来たからっ」

ゆた
「は？なんで大飛いんの。」

機嫌の悪そうな声と同時に、ドアが勢いよく開かれた。

ゆた
「何してんの。」

蔑むような目で見下ろされる。

やま
「愛し合ってんの〜〜」

「ちょっ、大飛寝ぼけttｯって、わっ！」

ゆた
「ちょっと来て。」

優太がズカズカと部屋に入ってくる。

腕を掴まれ、大きな足音を立てながら歩く優太に引っ張られる。

連れてこられたのは編集部屋。

もうすぐ撮影が始まる時間だから、今ここには誰もいない。

ゆた
「何してたの。」

「何、って … 寝てたら大飛が起こしに来て、そしたら大飛が急にｯ … 痛っ！」

ゆた
「大飛大飛って、うるさい。」

「何、したの？」

ゆた
「俺のって分かるように、印付けといた。」

「え、」

ゆた
「じゃ、撮影始まるから先行くわ。」

ポンポンっと頭を撫でてから、満足気に部屋を出ていった。

「… え、？どういう事？」

朝起きて30分も経ってないのに、色々起きすぎている。

やま
「みんな撮影始めるよ〜」

大飛の大きな声で、我に返る。
仕事しなきゃ、仕事。

やま
「風花〜カメラOK？」

「へ？あ、うん、カメラ大丈夫だよ。」

ひゅが
「どしたw、何かぎこちなくねw」

「べ、別に！何も無いよ！」

チラッと優太の方を見ると、少し口角が上がった顔と目が合った。

この後の撮影、普通でいられるかな …