麗蘭様の手腕2 ページ6
「どれも素敵だったわ。麗蘭。」
手にしていたジュエリーをそっとケースに戻す奥様。
「今日はお気に召すものはございませんでしたか？」
ねえよねえよ。
あるわけない。
アンタの負け負け。ククク！
「そうね…どれも小さ過ぎるわ。」
…なぬ？！
「ねえ麗蘭…あなたのその胸に輝いているネックレスは…売り物じゃないの？」
まさか？！食いついたっ？！
「こちら…でございますか？もちろん…売り物でありますけれど…そう簡単にお薦めできるような物では…」
敢えて値段を言わずに遠まわしに高いと伝えた店長。
「…フッ。チェ秘書。こちらに持ってきて。」
奥様に呼ばれたチェ秘書、黒のアタッシュケースを2つ持ってきた。
「これで足りるかしら？」
「…え？！」
思わず声が漏れた。
だってアタッシュケースの中にはドラマでしか見たことない帯のない1万円札がギッシリと入っていた。
「多過ぎますわ。奥様。」
困ったように八の字に眉を下げる店長。
全然困ってねえ癖に。
「いいのよ(笑)私には無用なの(笑)そのネックレスさえあればね…」
「幸せですわ…奥様にこんなに愛されて…このネックレスも…」
ネックレスを自分で外すとそのまま直接奥様に手渡した。
「お金、確かめなくていいの？(笑)」
「数えるまでもありませんわ(笑)ワタクシと奥様の仲じゃございませんか(ニッコリ)」
「ありがとう(ニッコリ)領収書は要らないわ。見送りもいいわ。行くわよ。」
奥様の一言でぞろぞろ出ていくお付きの者たち。
あっという間に誰も居なくなり残されたのはアタッシュケースケースの現金だけだった。
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bubu(プロフ) - ayucoさん» 初めまして。お話読んで下さってありがとうございます！続きはこのお話の最後まで行くと続きが読めます。また来てくださいね！ (2018年9月7日 21時) (
レス) id: 515c9b5816 (このIDを非表示/違反報告)
ayuco(プロフ) - はじめまして！たまたまたどり着いてハマってしまいました！もし宜しければ続きを読ませて頂けると嬉しいです！宜しくお願いします！ (2018年9月7日 21時) (レス) id: 6200740a76 (このIDを非表示/違反報告)
bubu(プロフ) - ちゅんさん» シウォンはマッチョなおネエでないんですよ(笑) (2018年9月7日 19時) (レス) id: 515c9b5816 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - シウォンはマッチョのオネェじゃなかったんだ…(笑)ハマり過ぎる(笑) (2018年9月7日 3時) (レス) id: 111056ffec (このIDを非表示/違反報告)
bubu(プロフ) - 裕さん» 了解した(￣^￣ゞ！もちろんイチャコラも盛り込みつつ更新するね！ (2018年9月6日 23時) (レス) id: 515c9b5816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu
| 作者ホームページ：http://twitter.com/comububu
作成日時：2017年8月17日 11時
